OKANがハイブリッドワーク実現のため、既存木材の再利用率91.2%のリユース型オフィスが稼働

OKANがハイブリッドワーク実現のため、既存木材の再利用率91.2%のリユース型オフィスが稼働

”働く⼈のライフスタイルを豊かにする”をミッションに、社会課題の解決に取り組む株式会社OKANは2022年3月4日、新オフィスでの稼働を開始したと発表しました。

2019年より導入してきた、働く人が仕事の目的・内容に合った環境を選ぶオフィス設計「ABW(Activity-based working)」を継続しつつ、オフィスと自宅でのハイブリッドワークを実現する「OKAN流ABW」を採用しているということです。なお、4回目となる今回のオフィス移転は、SDGsを考えた「リユース型オフィス移転」を念頭に実施。これにより、既存木材の再利用率は91.2%を達成しています。

オフィス移転3つのテーマ

OKANは、「働く人のライフスタイルを豊かにする」をミッション・ステートメントに、人材不足が深刻である日本における企業課題と社会課題の解決に取り組み、「働きつづけられる」社会を実現することを目指しています。

時代にあったオフィス設計や働き方にアップデートする中で、今回は次のような3つのテーマを掲げ、オフィス移転を行ったとしています。

<1>自宅もワークプレイスに加えたハイブリッドワーク「OKAN流ABW」に更新

ABWとは、業務毎に最適化されたワークスペースを用意し、業務に合わせて座席や働く場所を変えることにより、生産性の向上やコミュニケーションの活性化を期待する考え方です。

同社はこれまで、「オフィスでの稼働」を前提としたABWを採用していましたが、新オフィスでは活動分類を6つに定義、在宅勤務も選択できるようにハイブリッドワーク更新しました。働く場所の選択肢を整えることで、ダイバーシティや自主性を推進する考えです。

<2>環境に配慮した「リユース型移転」

多くの木材・資材を消費し、加えて旧オフィスの多くの什器を廃棄してしまうことに配慮し、資材の再利用を意識したリユース型の移転を実施。その結果、既存木材の再利用率は91.2%を達成しました。

<3>複数の「コミュニケーションハブ」が設計されるオフィス

オフィスの役割は、クリエイティビティやチームビルディングの実現。旧オフィスから継続して、新オフィスではコミュニケーションハブとして機能するエリアを複数設定しているそうです。

新オフィス

新オフィスは目的に沿った6つのゾーンと14のスペースを配置

今回は、17のスペースがあった旧オフィスを見直し、新オフィスでは6つのゾーンニングに分類。さらに、自宅もワークプレイスとして設定した「ハイブリッドワーク」を実施しているということです。

6つのゾーニング