【2022年4月17日～6月15日】未来に美しい山林を残すためクラウドファンディングを実施。モリビト

2022.04.21

岡山県で森林管理を行うモリビトは2022年4月20日、森林管理に使用する設備を増強する目的で、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて資金調達を開始したと発表しました。これにより、持続可能な森林管理、間伐を行い針広混交林化を進め、山林を「美しい」状態に保つプロジェクトを推進する意向です。クラウドファンディングの実施期間は同年4月17日（日）から6月15日（水）までとなっています。

Contents

1 クラウドファンディングを開始した理由
- 1.1 美しい山林を保つために、「針広混交林化」を進める考え
2 プロジェクトの概要とリターン

クラウドファンディングを開始した理由

近年、地方に暮らす人が減り、山林を手入れ・管理する担い手が減り、放置された状態の山林が増えています。そのような状態を見てモリビトは、所有林のみならず他の所有者の山の管理も担っていきたいと考えました。今回、そのために必要な設備を購入する目的でクラウドファンディングを開始したということです。

モリビトはこれまで携わってきた林業の経験を活かし、放置され景観を損ねてしまった山林を、「美しい」状態にしたい意向です。適切に山林を管理をし、整備することができれば、地方の景観を良くすることにつながるほか、人工林では生きることができなかった植物や生物が集まり、豊かな森、持続可能な自然を未来に残すことにもつながっていくと考えます。

美しい山林を保つために、「針広混交林化」を進める考え

モリビトは人工林を適切に間伐し、多種の樹木が育つ環境の整備を進める考えです。具体的には、植林されたスギ・ヒノキの人工林を伐採し、再びスギ・ヒノキを植林するという従来の林業とは異なり、人工林を適切に間伐し、多種の樹木が育つ環境の整備を実施。必要に応じて広葉樹を植林し、よりスピーディに針葉樹と広葉樹が混じった「針広混交林」にしていくことで、モリビトが考える「持続可能な自然の在り方」を目指すといいます。

山林の整備にあたっては、山の環境を第一優先に考え、広い作業道を入れる必要があるような大きな機械は導入せず、必要最低限の小型の道具・機械のみで作業を行うそうです。