実質再生可能エネルギー100%の電力を、豊田市内の汚水処理施設約260ヶ所へ供給開始。SDGs未来都市の脱炭素化を目指す
エネルギーソリューションを提供するシナネン株式会社が、2022年4月1日より、愛知県豊田市の汚水処理施設約260ヶ所に実質再生可能エネルギー100%の電力の供給を開始したと発表しました。この事業は、愛知県の廃棄物処理・総合ビルメンテナンス・上下水道維持管理・施設管理運営会社である、ホーメックス株式会社と協力して行われています。
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豊田市における「2050年CO2排出実質ゼロ」の達成を目指す
シナネンは、法人向けに実質再生可能エネルギー100%のメニューを含めた、9種類の環境配慮型メニューを展開しています。環境配慮型メニューはこれまでに1,400件以上の契約実績があり、顧客の脱炭素化に向けた取り組みを支援しています。
2050年のCO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)の実現に向けて、国内でも使用電力を再生可能エネルギー由来の電力100%に移行する動きが加速しています。このような環境変化の中、「SDGs未来都市」にも選定され「2050年CO2排出実質ゼロ」を目指している豊田市が、その達成に向けて再生可能エネルギー由来の電力供給を同社に依頼したことで、今回の電気供給契約を締結。市内の汚水処理施設の包括的民間委託業務を受けているホーメックスと同社が協力し、4月1日よりホーメックスが同市から管理を受託している約260ヶ所の施設において、実質再生可能エネルギー100%の電力の供給を開始しました。
さらなる脱炭素化への貢献に向け、 「シナネンあかりの森プロジェクト」を展開
シナネンは持続可能な未来を実現するため、NPO法人や一般社団法人と連携して積極的に自然を育む活動に取組んでいます。活動のひとつとして、クリーンなエネルギーを利用し森の豊かさを守る「シナネンあかりの森プロジェクト(https://sinanen.com/project/)」を展開。二酸化炭素の排出量を減らすだけではなく、環境保全活動に取組むことでカーボンネガティブの実現を目指しています。
このプロジェクトに、ホーメックスも参画。毎月の電力使用量に対し、0.01円/kWhのプロジェクト費用を支払ってもらうと同時に、同社も同額を支出するなどして運営していく予定です。
年間で約395tの二酸化炭素が削減可能に
この取り組みを通し、汚水処理施設の年間電力使用量のうち931,842kWhから生じる二酸化炭素が0となり、従来比で約395tの削減効果が期待できます。これは、一般家庭259軒が1年間で生じる二酸化炭素の排出量に相当する量です。
シナネンは、これからも脱炭素社会と持続可能な未来の実現へ向けた取組を推進していくといいます。
※中部電力ミライズ社の排出係数0.000424t-CO2/kWhを使用
※一般家庭の年間平均電力使用量は3,600kWhを想定