風景写真家ダニエル・コーダン、ホタルが照らす魅惑の日本の森を撮影
※この記事は、風景写真家のダニエル・コーダンが発表したホタルの写真集(daniel kordan captures an enchanted japanese forest lit by fireflies)についてご紹介したものです。
デザインブームは2021年2月、風景写真家ダニエル・コーダンが発表したホタルの写真集を紹介しました。写真集は、自然界で最も幻想的な光景のひとつ、「ホタルの繁殖期」を写したもので、コーダン氏は撮影のために日本を訪れています。彼が発表した写真集は、ホタルによる“愛の言葉”である閃光によって作られた、魅惑的な光のショーを映し出しています。
無数の点灯が映し出す、幻想的な森の風景を撮影
ダニエル・コーダンは、「ホタルを見るのはとてもエキサイティングなことだ。」とフェイスブックに投稿しています。コーダン氏によると、ホタルの姿を撮影するためには、夜遅く到着して場所を探し、構図を決め、地元の写真家と話して最高のコンディションを把握する必要があるそうです。場所によってはホタルのピークに撮影スケジュールを合わせる必要があるのも、ホタル撮影の特徴です。
ホタルはとても敏感な生物で、交尾には近くにきれいな水があり、雨が降らず湿度の高い暖かい空気、そして真っ暗な空間が必要です。ホタルの光のダンスは、オスが飛びながら特定のパターンを点滅させ、メスからの返事を期待して始まります。
コーダン氏は、「ホタルを撮影するには、何百枚もの画像を重ねる必要があります。長時間露光をすると、ホットピクセルがたくさん出てくるからです。」とコメントしています。しかし、どんなに画像を重ねたところで、1枚の写真によってホタルによるきらめきと森の美しさを完全に表現することはできない、とコーダン氏は言います。
【参考】daniel kordan captures an enchanted japanese forest lit by fireflies