【全国版】テントサウナができるキャンプ場20選。常設・持ち込み可の場所を紹介

【全国版】テントサウナができるキャンプ場20選。常設・持ち込み可の場所を紹介

最近は、キャンプ場でテントサウナを楽しみ、アウトドアをより一層レベルアップさせている人が増えています。「テントサウナを体験してみたい」「どこでできるのか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。自然を活かしたロケーションの中サウナに入って「ととのう」ことにより、キャンプ場での新たな楽しみ方が見つかるかもしれませんね。今回は、北海道から九州まで、初心者も熟練サウナーも満足できるキャンプ場20選を紹介します。

Contents

テントサウナとは?川や海のそば、森の中でも楽しめるサウナ

昨今のアウトドアブームの中、キャンプの楽しみ方としてテントサウナ(またはアウトドアサウナ)が注目を集めています。テントサウナとは、気密性の高い専用テントなどの中でストーブを焚いて温まり、近くの川や湖などを水風呂代わりにするサウナ様式です。

これまで、キャンプ場での入浴方法は近隣の温泉を利用したり、場内のコインシャワーを使用したりするのが主流でした。しかし、キャンプ場によっては設備コストの問題から、入浴設備を整えられないところもあります。

一方で、テントサウナは設備と燃料が用意できれば比較的低コストで設置しやすいメリットがあるため、導入するキャンプ場が増えてきています。利用者にとっても、サウナで温まった後、自然環境を活かしてクールダウンできるため、気持ちよく汗を流してリフレッシュできるメリットがあります。

テントサウナ持ち込み可のキャンプ場では、川や海のそば、森の中といった好きな場所に設置でき、そのロケーションを楽しみながらサウナに入れるのが最大の魅力です。ただし、時期や状況によってはテントサウナが実施できない場合もあります。お出かけの際には、公式サイト等を確認してから行くとよいでしょう。

【関東エリア】テントサウナができるキャンプ場

ここからは、全国でテントサウナができるキャンプ場を紹介していきます。まずは、関東のキャンプ場です。

喜多川キャンピングベース(埼玉県)

喜多川キャンピングベースは埼玉県飯能市にある、全サイトにウッドデッキが設置されているキャンプ場です。ここにはフィンランド式のテントサウナと五右衛門風呂(ホットタブ)が常設されています。体感温度を上げながら30分くらいかけて暖をとり、体の芯から温まるのがおすすめです。

施設名喜多川キャンピングベース
住所埼玉県飯能市北川318-1
アクセス西武鉄道西武秩父線「西吾野駅」から徒歩約20分
HPhttp://www.kitagawa-cb.jp/

青野原 野呂ロッジキャンプ場(神奈川県)

青野原 野呂ロッジキャンプ場は神奈川県相模原市に位置するキャンプ場で、手軽に大自然に囲まれてのアウトドアを楽しみたい方におすすめのキャンプ場です。常設のサウナはありませんが、川沿いにテントサウナ持ち込み可。好きな場所に設営し、体を温めたらそのまま川でクールダウンできます。

施設名青野原 野呂ロッジキャンプ場
住所神奈川県相模原市緑区青野原931
アクセス中央本線「相模湖駅」より車で約21分
HPhttps://norolodge.com/

NAGU KATSUURA(千葉県)

NAGU KATSUURAは千葉県勝浦市にある、テントサウナ併設型グランピング施設。「NAGU」とは、「心が凪ぐ」を意味しています。各テントの外には、テントサウナ「MORZH(モルジュ)」とインフィニティチェア、水風呂が用意されており、プライベート空間で他の利用者を気にすることなく大自然の中でサウナを楽しむことができます。

施設名NAGU KATSUURA
住所千葉県勝浦市小羽戸446−1
アクセス首都圏中央連絡自動車道・市原鶴舞I.C.より車で約30分
首都圏中央連絡自動車道・茂原長南I.C.より車で約40分
HPhttps://www.nagu-katsuura.com/

Private camp site TERA(栃木県)

Private camp site TERAは2022年4月、栃木県日光市にオープンした1日1組限定のプライベートキャンプ場です。「貸し切りのサウナ小屋」を常設しているほか、テントサウナのレンタルも行っており、好みの楽しみ方が選択可能。キャンプ場からすぐの砥川でクールダウンできます。

施設名Private camp site TERA
住所栃木県日光市小百1397
アクセス日光宇都宮道路・今市I.C.より車で約15分
東武鉄道「新高徳駅」より徒歩で約40分
HPhttps://tera2022.com/

【北海道・東北エリア】テントサウナができるキャンプ場

続いて、北海道・東北エリアでテントサウナができるキャンプ場を3つ紹介します。

層雲峡オートキャンプ場(北海道)

層雲峡オートキャンプ場は北海道上川郡上川町にあるキャンプ場。2022年5月より、テントサウナのレンタルサービスを始めています。「MORZH」のテントサウナとグッズ一式が借りられ、キャンプ場スタッフが準備と片付けを行ってくれるので、初心者でも安心です。

施設名層雲峡オートキャンプ場
住所北海道上川郡上川町清川
アクセスJR石北本線「上川駅」より車で約15分
旭川紋別自動車道・上川層雲峡I.C.より車で約20分
HPhttps://activitykamikawa.jp/

タザワコサウナ(秋田県)

サウナの本場フィンランドと気象条件が似ている秋田県。タザワコサウナは、仙北市にある田沢湖のほとりで、テントサウナをレンタルしています。サウナによって火照った身体を、湖に飛び込んでクールダウンするという、本場同様の楽しみ方をできるのが魅力。周辺には、「田沢湖キャンプ場」や「田沢湖オートキャンプ場縄文の森たざわこ」があります。

施設名タザワコサウナ
住所秋田県仙北市田沢湖田沢春山152
アクセスJR秋田新幹線・JR田沢湖線「田沢湖駅」より車で約10分
HPhttps://tazawakosauna.com/

安比高原(岩手県)

自然豊かで四季折々の風景が楽しめる安比高原。「安比の森清流のほとりエリア」と「安比の森特設エリア」に貸し切りテントサウナを設置しています。エリア内には、グランピングとオートキャンプパークなどがあり好みの様式でキャンプができるほか、温泉もあります。

施設名安比高原
住所岩手県八幡平市安比高原
アクセス東北自動車道・安代I.C.より車で約20分花輪線「安比高原駅」より車で約5分
HPhttps://www.appi.co.jp/saunappi/

【北陸・甲信越エリア】テントサウナができるキャンプ場

北陸・甲信越エリアでは3ヵ所のキャンプ場を紹介します。

四徳温泉キャンプ場(長野県)

長野県にある四徳温泉キャンプ場では、「話題のテントサウナを、もっとたくさんの方に体験してもらいたい」との思いから「サウナ天国」というプランを提供しています。テントサウナキットをレンタルでき、さらにスタッフのガイダンスを聞きながら自分でテントサウナを建てられるので、初心者でも安心です。

施設名四徳温泉キャンプ場
住所長野県上伊那郡中川村四徳542
アクセス飯田線「伊那大島駅」より車で約30分
中央自動車道・駒ヶ根I.C.または駒ケ岳スマートI.C.より車で約35分
HPhttp://shitoku.net/

瀬波川キャンプ場(石川県)

瀬波川キャンプ場内に常設のテントサウナはありませんが、持ち込みは可となっています。瀬波川は、上流で砂防整備されているため安定した流れがあり、場所によって深さのバリエーションはさまざま。好みのスポットを見つけてテントサウナを楽しんだ後は、そのまま川に飛び込めます。

施設名清流の郷 瀬波川キャンプ場
住所石川県白山市瀬波子19-5
アクセス北陸自動車道・小松I.C.より車で約45分
HPhttps://hakusansenami.jp/camp/

CAMP&SAUNA 3set(山梨県)

CAMP&SAUNA 3setは2021年12月にオープンした、山梨県都留市にあるキャンプ場です。すぐ横を流れる桂川沿いで、テントサウナが楽しめます。「テントサウナセットのレンタル付きプラン」や、キャンプに必要な道具を全てレンタルできる「手ぶらプラン」等を提供しており、初心者でも安心して訪れることができる施設です。

施設名CAMP&SAUNA 3set
住所山梨県都留市上谷1-7-29
アクセス富士急行線「谷村町駅」より徒歩約5分
中央自動車道・都留I.C.より車で約7分
HPhttps://camp-sauna-3set.jp/

【東海エリア】テントサウナができるキャンプ場

東海エリアからは、3つのキャンプ場を紹介します。

飛雪の滝キャンプ場(三重県)

飛雪の滝キャンプ場は三重県最南端の紀宝町にある大自然に囲まれたキャンプ場です。ここでは、高さ30m、幅12mの「飛雪(ひせつ)の滝」を利用したサウナ体験ができます。サウナは、フィンランド式サウナ「サボッタ」やロシア式サウナ「MORZH」「EX-PRO」の中から選べるのが魅力。体を温めた後は、水風呂代わりの滝壺に飛び込めます。

施設名飛雪の滝キャンプ場
住所三重県南牟婁郡紀宝町浅里1409-1
アクセス熊野尾鷲道路・熊野大泊I.C.より車で約50分
紀勢自動車道・すさみ南I.C.より車で約1時間40分
HPhttps://hisetsu.jp/main/

桃沢野外活動センター(静岡県)

静岡県駿東郡長泉町に位置する桃沢野外活動センターは、日本でも数少ない「常設サウナ」のあるキャンプ場です。暖炉や薪ストーブを扱うMETOS社製の本格サウナ設備を導入しています。テントサウナの持ち込みも可。サウナ室にレインシャワーが設置されているほか、水風呂代わりに桃沢川に入れます。

施設名桃沢野外活動センター
住所静岡県駿東郡長泉町元長窪895-108
アクセス新東名高速道路・長泉沼津I.C.より車で約15分
東海道新幹線、東海道本線「三島駅」より車で約25分
東海道本線「沼津駅」より車で約30分
HPhttps://www.momozawa.fun/

板取キャンプ場(岐阜県)

板取キャンプ場は、板取川のほとりにあるキャンプ場です。常設のテントサウナはありませんが、持ち込みができます。キャンプ場では、マス釣りやバーベキュー、森林浴など楽しみ方もさまざま。近くには、テントサウナフィールドの「ITADORI SAUNA」もあります。

施設名板取キャンプ場
住所岐阜県関市板取4602-12
アクセス東海北陸自動車道美濃I.C.より車で約70分
HPhttps://xn--nck7d9azd439v1qf323a.jp/

【関西エリア】テントサウナができるキャンプ場

次に、関西エリアでテントサウナができるキャンプ場を3つ紹介します。

SEA SIDE BASE 〜camp&sauna〜(兵庫県)

瀬戸内海に囲まれた淡路島にあるSEA SIDE BASE 〜camp&sauna〜は、貸切サウナテントが体験できるキャンプ場。時間内であれば、何セットやっても、いくらロウリュをしても自由。心ゆくまでサウナが楽しめるでしょう。ダッジプールを水風呂として備え付けてあるので、汗をさっぱりと洗い流せます。

施設名SEA SIDE BASE 〜camp&sauna〜
住所兵庫県南あわじ市湊1224-3
アクセス神戸淡路鳴門自動車道・西淡三原I.C.より車で約6分​
神戸淡路鳴門自動車道・淡路島南I.C.から車で約15分
HPhttps://seasidebase2022.wixsite.com/my-site-1

TEMPLE CAMP 大泰寺(和歌山県)

TEMPLE CAMP 大泰寺は和歌山県南部、開創1200年の大泰寺に併設しているという全国的にも珍しいキャンプ場。テントサウナは小規模かつオーソドックスな形式で、近くの太田川を水風呂として使えます。キャンプ場利用者を対象とした坐禅プログラムもあるため、「サウナ×禅」という新たなキャンプ体験ができるでしょう。

施設名TEMPLE CAMP 大泰寺
住所和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
アクセス那智勝浦新宮道路・那智勝浦I.C.より車で約20分
HPhttps://oterastay.com/daitai-ji/templecamp/

OUMI WAVE(滋賀県)

OUMI WAVEは「目の前が琵琶湖」という絶好のロケーションのキャンプ場。テントサウナが常設されており、1日中満喫できます(要予約)。本場フィンランド式のサウナの後は、湖畔やプールでクールダウン。SUPや電動ボードなど水上アクティビティも楽しめます。

施設名OUMI WAVE
住所滋賀県米原市宇賀野 神明キャンプ場
アクセス北陸本線(琵琶湖線)「坂田駅」より車で約5分
北陸自動車道・長浜I.C.または米原I.C.より車で約15分
HPhttps://oumiwave.jp/

【中国エリア】テントサウナができるキャンプ場

中国・四国エリアからは、テントサウナができるキャンプ場を2つ紹介します。

広島市湯来交流体験センター(広島県)

広島市佐伯区湯来町にある広島市湯来交流体験センターは、キャンプ場を含んだ複合施設です。清流・水内川を水風呂代わりに利用でき、極上のテントサウナ体験ができます。月に数回、有料でテントサウナ体験ができるほか、レンタルサービスは常時実施中。設営はスタッフがレクチャーしてくれるので安心です。

施設名広島市湯来交流体験センター
住所広島県広島市佐伯区湯来町大字多田2563-1
アクセス山陽自動車道・五日市I.C.より車で約30分
中国自動車道・戸河内I.C.より車で約25分
HPhttps://yuki-kouryu.jp/

テントサウナ56(高知県)

四万十川源流点の膝下、北川川の透き通った清流のほとりにある郷麓温泉内に、2021年10月にオープンした「テントサウナ56」。ここでは、テントサウナのレンタルサービスを行っています。敷地内から続くプライベートな川原で、サウナが楽しめます。その場でキャンプはできませんが、近隣に太郎川公園キャンプ場があります。

施設名テントサウナ56
住所高岡郡津野町北川8308 郷麓温泉内
アクセス高知自動車道・須崎東I.C.より車で約45分
HPhttps://gorokuonsen.co.jp/

【九州エリア】テントサウナができるキャンプ場

九州エリアでテントサウナができるキャンプ場を2つ紹介します。

唐泊VILLAGE(福岡県)

唐泊VILLAGEは、糸島半島の北東で博多湾を正面に臨む海沿いのキャンプ場。白く美しい砂浜のプライベートビーチを持つ隠れ家的な雰囲気で、常設のテントサウナは24時間利用可能。好きなタイミングで入れます。毎日20時からは「TIPIバー」がオープンし、他の利用者との交流も楽しめます。

施設名唐泊VILLAGE
住所福岡県福岡市西区宮浦273-1
アクセス福岡空港より車で約45分
HPhttps://www.karadomari.jp/

稲積水中鍾乳洞(大分県)

3億年前の古生代に形成され、30万年前の阿蘇火山大噴火により水没し、現在の形となったと言われている「稲積水中鍾乳洞」。出入口の近くにテントサウナを2つ設置しており、サウナ後は鍾乳洞内の透き通った水の中(通年16℃程度)でクールダウンできます。

施設名稲積水中鍾乳洞
住所大分県豊後大野市三重町大字中津留300
アクセス豊肥本線「三重町駅」から車で約20分
HPhttps://www.inazumi.com/

テントサウナを安全に楽しむための注意点

テントサウナに慣れていない場合、どのような点に気をつければよいのでしょうか。テントサウナを安全に楽しむための注意点を紹介します。

換気に気をつける

テントサウナを行う際に重要なのが換気です。テントを密閉してしまうと、一酸化炭素が充満して中毒を起こす恐れがあります。サウナ中はテントの吸気メッシュを必ず開け、吸気口が雪や岩などでふさがっていないか事前に確認しましょう。一酸化炭素チェッカーも用意しておくとより安心です。

アクセサリーやメガネは外して入る

サウナに入る前に、眼鏡やネックレス、ピアスといったアクセサリーは外しておきましょう。持ち込むと高温になり、やけどをしてしまう可能性があります。また、変形の恐れもあるので着替えの時点で外しておくことをおすすめします。

水分補給をしっかりする

サウナではたくさんの汗をかきます。そのため、こまめに水分補給をすることが大切なポイント。脱水症状や熱中症にならないよう、十分に注意しましょう。

持ち込みの場合はよく乾燥した薪を用意する

テントサウナを持ち込み、薪を自分で用意する場合は、よく乾燥した薪を用意しましょう。湿った薪を燃やすと多量の煙が出て、テント内に充満してしまうこともあります。

乾燥した薪を確実に入手したい場合は、木の種類や長さも選べる通販がおすすめです。「森の中ストア」では、信州産カラマツの薪を販売しています。脱脂乾燥を6日間行い、薪の含水率(薪に含まれる水分量)は10%程度に抑えられています(焚き火に使う薪の理想的な含水率は20%以下)。また、ヤニ除去済みなので着火が容易であるほか、火力も強いのが特徴です。この機会に、ぜひご利用ください。

キャンプ場のテントサウナで「ととのう」体験をしよう

テントサウナを常設・レンタルしている、または持ち込み可としているキャンプ場は、全国各地にあります。キャンプ場を選ぶ際は、どのような環境の中でサウナをしてみたいかイメージし、それに合った場所を探すとよいでしょう。川や森の中など、好きな景色の中で「ととのう」体験を楽しんでみてくださいね。