ソロキャンプにおすすめのタープ13選!選び方のポイントもあわせてご紹介

ソロキャンプにおすすめのタープ13選!選び方のポイントもあわせてご紹介

ソロキャンプは、自然の中で1人の時間をゆっくり過ごせることが魅力のアウトドアアクティビティです。今回はソロキャンプをより楽しむためにおすすめしたいタープをご紹介します。ソロキャンプにおけるタープのメリットや選び方のポイントについてもまとめましたので、参考にしてみてください。

ソロキャンプにタープはいらない?疑問を解説

ソロキャンプを楽しむ際、「タープはいらないのでは?」といった疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか。その答えとしては、「タープがあるとよりソロキャンプを楽しめる」です。ここでは、「タープはいらない?」という疑問について解説していきます。

解説①タープのメリット

まずタープのメリットとして、「日差し・紫外線対策」や「雨風を防げること」「プライベート空間の拡張」などがあげられます。木の枝や虫といった落下物から身を守ることもできますし、張り方を変えることで簡易シェルターのように使うこともできます。このようにタープには、さまざまな用途で使用できるというメリットが挙げられます。

解説②アレンジできる張り方

さらにタープには、張り方をアレンジできる楽しさがあります。例えば、テントと連結させるように張れば、プライベート空間が広がります。老舗ブランド「ogawa」を引き継ぐキャンパルジャパン社(旧:小川キャンパル社)が由来の「小川張り」は、セッティングテープを用いてテントとタープを連結させる張り方で、メジャーな設営方法でもあります。

他にもタープと地面の距離を短くした「地べたスタイル」や車中泊を楽しむ「カーサイドタープ」といった種類や張り方のアレンジに幅があるのがタープの魅力です。

解説③タープ泊という楽しみ方

またソロキャンプでは、テントを使用せずにタープのみで宿泊する「タープ泊」という楽しみ方もあります。テントではなくタープで寝泊まりすることにより、荷物を大幅に軽量化できるだけでなく、よりワイルドな雰囲気でキャンプを楽しめます。

ソロキャンプ用タープを選ぶ際に知っておきたいポイント

ここでは、ソロキャンプ用のタープを選ぶ際に知っておきたいポイントとして、「種類」と「素材」についてご紹介します。

ポイント①タープの種類

タープにはさまざまな形があります。ここでは、5種類のタープについて解説していきます。

ウイングタープ

鳥が羽を広げたような形が特徴のウィングタープは、軽量かつコンパクトなサイズのものが多い傾向にあります。1人でも簡単に設営できるのでソロキャンプにおすすめのタープといえます。

ヘキサタープ

ヘキサタープは、六角形の生地が特徴の非自立式のタープです。直線と曲線が組み合わされたデザインの美しさから、多くのキャンパーに愛用されています。張り方の自由度の高さもおすすめしたいポイントです。

レクタタープ/スクエアタープ

四角形が特徴のレクタタープ(長方形)とスクエアタープ(正方形)は、曲線部分がないため、日陰の面積が広いというメリットがあります。その大きさから、大人数でのアクティビティで活躍することの多いタープですが、ソロ向けの小さなタイプもあります。

ワンタッチタープ

ワンタッチタープは、設営が簡単なのが特徴の自立式タープです。フレームとタープが一体になっており、フレームを引っ張るだけで設営できるので、キャンプ初心者にもおすすめです。重量は重くなりますが、自立式のため、ペグが打てない場所でも使えます。

カーサイドタープ

カーサイドタープは、その名の通り車に設置するタイプのタープです。車につなげるように設営するため、設営後の車移動が手間になるというデメリットもありますが、車中泊の居住スペースが広がるというメリットは大きいです。ソロキャンプで車中泊を楽しみたい方におすすめのタープです。

ポイント②タープの素材

タープに使われている素材は大きく分けて3種類あります。ここでは、タープ選びの際に参考になるよう生地の種類と特徴をまとめました。

ポリエステル/ナイロン

ポリエステルやナイロン製のものは、軽量かつ速乾性に優れています。しかし、火に弱く、火の粉で穴が空いてしまう可能性もあるので、焚き火を楽しみたい方には不向きです。軽量さや持ち運びのしやすさを重視したい人にはおすすめの素材です。

TC(テクニカルコットン/ポリコットン)

TC、テクニカルコットンあるいはポリコットンと呼ばれる素材は、ポリエステルとコットンを混紡したものです。ポリエステルに比べると重量はありますが、速乾性や耐水性、難燃性が備わっている素材です。

コットン

コットンは、他の素材と比べると最も重量がありますが、通気性に優れ、焚き火をしても燃えにくいのが特徴です。布感があり、張り姿がおしゃれな雰囲気なのも魅力の一つです。

ソロキャンプ用タープの選び方

種類や素材が多岐にわたるタープですが、「どれを選べばいいんだろう」と悩む方も多いのではないでしょうか。ここではタープの選び方についてのポイントをご紹介します。

選び方①持ち運び・設営のしやすさ

1人での時間を楽しむソロキャンプでは、持ち運びや設営のしやすさからタープを選ぶことをおすすめします。持ち運びのしやすさは、車やバイク、自転車や徒歩など移動手段を基準にすると選びやすいです。できるだけ軽量で、コンパクトにまとまるタイプがよいでしょう。また設営のしやすさという点では、1人でも扱いが簡単なヘキサタープやウイングタープがおすすめです。

選び方②機能や性能

タープの機能や性能から選ぶのもポイントの一つです。日差し対策を一番の目的にするなら遮光性の高いタープを、突然の雨などに備えたい場合は耐水性があるもの、焚き火やバーベキューを楽しみたいなら難燃性があるTC素材やコットン素材のタープを選ぶことをおすすめします。

選び方③コスト

タープの値段は、形や素材、大きさによって異なります。予算にあったタープと求める機能や見た目などを組み合わせて、選んでみましょう。またコストを抑える工夫として、型落ちやアウトレットで購入するのも一つの方法です。

ソロキャンプにおすすめのタープ13選

ここではソロキャンプにおすすめしたいタープを「初心者向け」「焚き火」「車中泊」といったポイントからご紹介します。

初心者向けソロキャンプ用タープ

ソロキャンプをこれから始める、あるいは始めたばかりというキャンプ初心者の方におすすめしたいタープをご紹介します。

Coleman|XPヘキサタープ MDX

まずソロキャンプ初心者の方におすすめしたいのが、Coleman(コールマン)の「XPヘキサタープ/MDX」です。1人でも簡単に設営できるのが魅力で、メインポールとなっているクロスポールを広げるだけで、容易にタープの高さ調節を行えます。同シリーズには、遮光性に優れた「XPヘキサタープ/MDX+」もあります。

(参考:Coleman|XPヘキサタープ MDX

Snow Peak|ライトタープ ペンタ シールド

Snow Peak(スノーピーク)の「ライトタープ ペンタ シールド」は、1本のタープを立てて設営するワンポールタープです。生地を通す光を軽減する加工が施されており、遮光性が高いため、体感温度が下がるのも魅力です。形状は変形五角形というユニークな形で、ポールの代わりにパドルやトレッキングポールを使うこともできます。

(参考:Snow Peak|ライトタープ ペンタ シールド

DOD|いつかのタープ

DOD(ディーオーディー)の「いつかのタープ」は、オールインワンで扱いやすいベーシックなヘキサタープです。軽量かつコンパクトなので、ソロキャンパーはもちろんキャンプ初心者にもおすすめ。またテーブルを置いて過ごせるサイズ設計になっているのも魅力的です。さらに延長ベルトを使用することで、テントとタープを近づけて張ることもできます。

(参考:DOD|いつかのタープ

Workman|レジストスクエアタープ

作業服などでお馴染みのWORKMAN(ワークマン)は、キャンプギアにも力を入れています。「レジストスクエアタープ」は、ポールやペグなどがオールインワンになっており、タープデビューにぴったりのモデルです。耐水圧も高く、雨にも対応できる生地になっています。また5本継高さ231cmポールは、調整可能でサイトに合わせて自由なレイアウトが楽しめます。

(参考:Workman|レジストスクエアタープ

QUICKCAMP|ワンタッチタープ 2.5m

遮熱性や遮光性に優れたQUICKCAMP(クイックキャンプ)の「ワンタッチタープ 2.5m」。1~2人が楽しめるサイズで、キャンプ初心者や1人でも扱うことができます。日差しの向きにあわせて付け替えができるフルフラップが付いてくるのも嬉しいポイントです。2023年8月現在は、カーキ、サンド、グレーの3色が展開されています。

(参考:QUICKCAMP|ワンタッチタープ 2.5m

焚き火を楽しみたい方向けソロキャンプ用タープ

タープを張って、焚き火を楽しみたいという方もいるのではないでしょうか。ここでは難燃性の高い、焚き火に強いタープをご紹介します。

tent-Mark DESIGNS|ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version

tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)の「ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version」は、その名の通り焚き火に適したタープとなっています。素材にポリエステルとコットンの混紡生地を使用しているので、火の粉による穴があきにくく、また耐久性が高いのが特徴です。ただし、防炎加工ではないため、タープ内での焚き火は避けましょう。

(参考:tent-Mark DESIGNS|ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version

TATONKA |TARP 2 TC

ドイツのアウトドアブランド・TATONKA (タトンカ)の「TARP 2 TC」。ポリエステルとコットンの混紡生地であるTC素材を使用したタープです。コットンの特徴である遮光性と耐久性、そしてポリエステルの特徴である軽量さと耐水性を兼ね備えているのが魅力です。重量も1.3kgと持ち運びの負担も少なく、ソロキャンプに向いています。

(参考:TATONKA |TARP 2 TC

FIELDOOR|ウィングタープ TC

FIELDOOR(フィールドア)の「ウィングタープ TC」は、ソロキャンプをはじめタープ泊でも活躍が期待できるタープです。TC素材の生地を使用しているのでタープの近くでの焚き火も可能。ソロテントとの相性が良いのは、ソロキャンパーにとって魅力的なポイントですね。撥水性が高いだけでなく、防カビ加工も施されているのも特徴の一つです。

(参考:FIELDOOR|ウィングタープ TC

車中泊を楽しみたい人向けタープ

ここでは、ソロキャンプで車中泊を楽しみたい方におすすめしたいタープをご紹介します。

FIELDOOR|ワンタッチカーサイドタープ

FIELDOORの「ワンタッチカーサイドタープ」は、その名の通りワンタッチタイプのタープです。ロープを引くだけ約15秒で設営できる容易さや、レバーを下ろして固定するだけの吸盤フックなど、嬉しいポイントがたくさんあります。また車種や車のサイズにあわせて吸盤フックの位置を変更できるので、さまざまレイアウトで張ることができます。

(参考:FIELDOOR|ワンタッチカーサイドタープ

LOGOS|Tradcanvas ハイタイプカーサイドオーニング

LOGOS(ロゴス)の「Tradcanvas ハイタイプカーサイドオーニング」は、大型のミニバンにも対応したカーサイドタープです。3方向から出入りができるだけでなく、冷気や雨風を防ぐマッドスカートや小さな虫の侵入を防ぐきめ細かいメッシュ素材の使用など、タープと車の連結により快適にソロキャンプを楽しめる仕様になっています。

(参考:LOGOS|Tradcanvas ハイタイプカーサイドオーニング

ogawa|カーサイドタープAL-II

ogawa(オガワ)の「カーサイドタープAL-II」は、コンパクトで簡単に設営できるのが魅力のカーサイドタープです。サイドだけでなくバックドアにも取付可能なので、スタイルに合わせて張り方を変えることができます。メッシュ窓には開閉できるフラップが付いており、日差しや通気の調節がしやすくなっています。

(参考:ogawa|カーサイドタープAL-II

QUICKCAMP|カーサイドタープ

ムササビ型形状が特徴的なQUICKCAMPの「カーサイドタープ」。カーサイドタープとしてだけでなく、通常のタープとしても使用できる2WAYタイプとなっています。UVカット加工や撥水加工なども施されています。付属品には車体にタープを固定できる専用パーツはもちろん、テントの設営に適した延長ロープもあります。

(参考:QUICKCAMP|カーサイドタープ

DOD|カートゥギャザータープ

DODの「カートゥギャザータープ」は、多彩な方法で車と設営できるのが魅力のカーサイドタープです。片側を狭くした特殊な形によりコンパクトカーをはじめ、さまざま車種にあわせて設営することができます。また車への傷を防止する保護パットが付いているのも嬉しいポイント。タープ単品でも使用可能です。

(参考:DOD|カートゥギャザータープ

ソロキャンプをさらに楽しむ持ち物

ここでは「ソロキャンプに必要なもの」「あると便利なもの」「焚き火を楽しむための持ち物」の3つのポイントから、ソロキャンプをさらに満喫するための持ち物をご紹介します。

<ソロキャンプに必要なもの>
・テント
・寝袋(シュラフ)とマット
・テーブルとチェア
・調理器具とバーナー
・ランタン

<あると便利な持ち物>
・簡易ベッド(コット)
・モバイルバッテリーやポータブル電源
・紫外線対策グッズ
・虫対策グッズ
・レインウェアやレインコート
・クーラーボックス
・ゴミ袋
・救急セット

<焚き火を楽しむための持ち物>
・焚き火台や焚き火シート
・薪
・着火剤や着火ライター
・軍手やトング

ソロキャンプで焚き火を楽しみたいという方もいるのではないでしょうか。長野県の齋藤木材工業株式会社が運営している「森の中ストア」。同ストアで販売している「信州産カラマツ薪」は、煙がほとんど出ず、焚き付けが苦手な人や初心者でも容易に着火することができます。この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。

お気に入りのタープを見つけてソロキャンプを楽しもう

1人でゆったりと自然を満喫するソロキャンプ。タープがなくても楽しめますが、焚き火や車中泊、あるいはタープ泊など、タープがあるとアウトドアのバリエーションが広がります。自身のキャンプスタイルにあったお気に入りのタープを見つけて、ソロキャンプでの1人時間をより充実させてみてはいかがでしょうか。