【初心者向け】ソロキャンプに必要なものとは?持ち物リストとおすすめ商品をご紹介

【初心者向け】ソロキャンプに必要なものとは?持ち物リストとおすすめ商品をご紹介

「ソロキャンプを始めたいけれど、最低限必要なものって何?」と悩む初心者の方もいるのではないでしょうか。荷物の量をできるだけ減らしつつも、機能性の高いギアを揃えたいですよね。今回は、初心者向けにソロキャンプのマストアイテムやあると便利なグッズ、準備するときのポイントをご紹介します。テントやシュラフ、クッカーなどのおすすめ商品もぜひ参考にしてみてください。

ソロキャンプに必要なものは季節と移動手段から揃えよう

ソロキャンプを始めるには、テントや寝袋、ミニテーブルとチェア、調理器具といった必須アイテムからあると便利なグッズまでさまざまな持ち物が必要です。もちろん全部あれば快適度は上がりますが、1人で行くソロキャンプでは難しい面もあるかもしれません。

例えば車で移動するオートキャンプなら荷室に入る分だけ持って行けますが、バックパックを背負って移動する徒歩キャンプやバイクや自転車によるツーリングなら持って行ける量が限られます。

また、同じソロキャンプでも冬と夏では必要なアイテムも大きく異なります。何より寒さ対策を重視しなくてはいけない冬のソロキャンプは、他の季節より防寒グッズが増える分荷物を調整する必要があります。

あれもこれも持って行きたくなりますが、まずは移動手段や季節に応じた最適な持ち物を選ぶことがポイントです。そこで、ソロキャンプに必要なものを「必須アイテム」と「あると便利な持ち物」と「冬キャンプ用」に分けて整理してみましょう。

ソロキャンプに最低限必要なものリストと費用の目安

まずは、基本的なソロキャンプに必要な最低限の持ち物をリストにしてご紹介します。加えて、一式揃えたときの費用の目安、一通り必要なものが揃う「ソロキャンプセット」についても解説します。

ソロキャンプに必要なもの一覧

ソロキャンプに最低限必要なものは、以下の8点です。

①テント
②シュラフ(寝袋)
③マット
④ランタンまたはヘッドライト
⑤チェア
⑥ミニテーブル
⑦焚き火台(グリル)
⑧クッカー、カトラリー

それぞれの役割とおすすめの商品は、後ほど詳しくご紹介します。

ソロキャンプ道具一式の費用相場

ソロキャンプを始めるのに最低限必要な初期費用は、最安値で揃えておよそ3~4万円程度です。ただし、メーカーやデザイン、機能性にこだわるとその分費用もかさみます。現実的な相場は、6~7万円程度になることが多いようです。

一挙に揃えたい人は「ソロキャンプセット」がおすすめ

「すぐにソロキャンプに行きたい」「道具にこだわるのはもう少し経験を積んでからでいい」という方には、ソロキャンプセットがおすすめです。最低限必要なものが全て入っているので、すぐにキャンプへ行けます。

できるだけ手頃な金額で揃えたい人向けには、激安なセットもあります。1つ1つギアを揃えるよりも、コストが抑えられるメリットがあります。ソロキャンプに必要なものを一挙に揃えたい場合は、セット購入も検討してみてはいかがでしょうか。

【種類別】ソロキャンプに必要なもの

ここからは、先述した「最低限必要なもの」のリストに沿って、それぞれの役割やおすすめの商品をご紹介します。

①テント

キャンプ場で居住スペースとなるテントは必須アイテムです。ドームテントやパップテント・ティピーテントなどさまざまな種類がありますが、「持ち運びのしやすさ」や「設営のしやすさ」、「居住空間の広さ」に注目して選ぶのがポイントです。

Coleman|ツーリングドームST

Coleman(コールマン)のツーリングドーム STは、その名の通りバイクツーリング用として、またソロキャンプ用として多くのキャンパーから支持されているテントです。コンパクトに収納できるため、移動時にかさばらず便利です。コンパクトながら、横幅が210cmと、男性でもゆったりと過ごせ、背の高い前室も備わっています。

(参考:ツーリングドーム/ST |Coleman

ogawa|ステイシーST-Ⅱ

ゆったりとしたソロキャンプをしたい人におすすめなのが、ogawaのステイシーST-Ⅱです。こちらは前室付きの広々空間を備えている一方で、総重量は3.9kg、シートはUV加工されており、フライシート・グラントシート共に耐水圧は1800mmと、日差しにも雨にも強い設計になっています。

(参考:ステイシーST-Ⅱ| ogawa

②シュラフ(寝袋)

シュラフは「封筒型」(その名の通り封筒のような形状で足元に解放感があり圧迫感も少ない初心者向け)と「マミー型」(気密性・保温性に優れており、封筒型と比べるとコンパクトに収納できるミノムシのような形のシュラフ)に分けられます。夏は通気性、冬は防寒といったように快適な温度で過ごせるようシュラフを使い分けるのが理想ですが、まずは春・夏・秋の3シーズン用を1つ買っておくとよいでしょう。

NANGA|オーロラライト 350DX

NANGA(ナンガ)のオーロラライト 350DXは、体にしっかり密着するので、一つで十分あたたかいマミー型シュラフです。ダウン量は600g以上もあり、保温効果は抜群。防水コーティングが施された素材が使われているので、シュラフカバーなしで使えるのも魅力的なポイントです。

(参考:AURORA light 350 DX |NANGA

mont-bell|シームレスダウンハガー800#2

mont-bell(モンベル)のシームレスダウンハガー800#2は、冬用シュラフの定番モデル。高品質なダウンと、はっ水加工を施した超軽量シェル素材を組み合わせた軽量のシュラフです。生地の伸縮性により寝心地のよさを得られるとともに、寝袋内で空気が自由に行き来する隙間をほとんど残さないため、高い保温効率を保ちます。

(参考:シームレス ダウンハガー800 #2|モンベル

③マット

寝袋と同様、快適な睡眠を得るために欠かせないマット。地面のゴツゴツとした凹凸感を軽減できるほか、座布団としても使用できます。マットの種類は、軽量の「ウレタンマット(フォームマット)」と空気を入れて膨らます「エアマット」、ウレタンとエアマットの中間でクッション性に優れた「インフレーターマット」に分けられます。自分のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。

キャプテンスタッグ|EVAフォームマット

キャプテンスタッグのEVAフォームマットは、重量約270gと軽量のため、徒歩キャンパーにおすすめのウレタンマットです。蛇腹折りにすると少しかさばりますが、折ると高さが出るので枕としても使用できます。凸凹した構造により約2cmの厚さが生まれ、優れたクッション性能を実現しています。価格もリーズナブルなのが初心者に嬉しいポイントです。

(参考:EVAフォームマット| キャプテンスタッグ

WAQ|インフレータブルマット

WAQ(ワック)のインフレータブルマットは、バルブを開けると自然に膨らんでいくインフレーターマットです。10~15分程で膨らむので、バルブを閉めて完成です。収納時は、バルブを開けて反対側からくるくると丸めて空気を抜いていき、最後はバルブを閉めて、カバーに入れれば終了。収納サイズは大きめなので、オートキャンパー向けです。

(参考:インフレータブルマット| WAQ

④ランタンまたはヘッドライト

ランタンやヘッドライトは、夜間に必須となります。周りまで明るく照らせるランタンと、移動時にも手元や足元をピンポイントで照らせるヘッドライトがあります。ランタンにはガスやガソリン、LEDなどさまざまざまな種類がありますが、ソロキャンプでは軽量でコンパクトなタイプがおすすめです。

LUMENA|ルーメナー2

LEDランタンの明るさは、主に「ルーメン(lm)」という単位で表します。メインランタンとして使うなら1,000ルーメン以上あれば十分と言われています。LUMENAと株式会社KMコーポレーションが共同開発したルーメナー2は、1,500ルーメンの光量を放ちます。さらにモバイルバッテリーとしても使え、防水なので、雨が降ってきても安心。片手に収まるコンパクトサイズなのも嬉しいポイントです。

参考:(LUMENA2 メタルブラック | Makuake STORE

petzl|ティカ

フランスの有名ブランド・petzl(ペツル)のティカは、キャンパーの間で高い人気を誇るヘッドライトです。300ルーメンの強力な光で、広い範囲を照らしてくれます。単4アルカリ乾電池のほか、別売の充電池にも対応。明るさは3段階に調整できるので便利です。

(参考:ティカ|petzl

⑤チェア

キャンプサイトにあるだけで快適度が増す、チェア。脚を投げ出して座れるロースタイルチェア、背面がない超軽量の折りたたみ式チェア、グランドチェアなどさまざまなタイプがあります。ソロキャンプならコンパクトで持ち運びしやすいチェアがおすすめです。

Helinox|チェアワン

ゆったりくつろぐロースタイルにぴったりなHelinox(ヘリノックス)のチェアワン。重量はわずか890gと軽量です。さらに収納時の大きさは高さ12cm×横35cm×奥行10cmと、コンパクトサイズになるため、徒歩キャンパーでも持ち運びやすいのが特徴です。豊富なカラーバリエーションの中から好みの色を選べます。

(参考:チェアワン|Helinox

DOD|スゴイッス

DODのスゴイッスは、その名の通りすごい椅子。高さは4段階で調節ができ、前後の脚の長さを調整することで角度も変えられるため、さまざまなシーンにフィットします。サイズもゆったりと大きめにつくられているため、体を包み込んでくれる安心感があります。組み立ても簡単で薄くなるため、持ち運びがしやすいのも便利なポイントです。

(参考:スゴイッス|DOD

⑥ミニテーブル

食事の際にあると便利なテーブルは、調理台やランタン置きとしても使えます。軽量で持ち運びやすく準備や片付けが楽なミニテーブルがおすすめです。

SOTO|フィールドホッパー

SOTO(ソト)のフィールドホッパーは、とても軽量で、簡単に設置できるのが魅力的なミニテーブルです。独自構造によりパッと開くだけのワンアクションで4本のスタンドが飛び出します。組み立ていらずのため、初心者にぴったり。収納時のサイズもA4の半分までコンパクトになります。収納袋付きなのも嬉しいポイントです。

(参考:フィールドホッパー ST-630 | SOTO

キャプテンスタッグ|アルミロールテーブル

キャプテンスタッグのアルミロールテーブルは、アルミ製のミニテーブルです。サイズは横40cm×奥行29cmと、調理するにも十分な広さがあります。重量はわずか700gと軽量なのに対し、耐荷重は30㎏と頼もしいテーブルです。天板はロール式なので、コンパクトに収納できます。

(参考:アルミロールテーブル| キャプテンスタッグ

⑦焚き火台

暖を取ったり、火を使った調理をするのに役立つ焚き火台。揺らめく炎は、ソロキャンプの雰囲気を一層高めてくれます。お湯を沸かしたり、簡単に炒めたりするだけでいいのであれば、カセットガスを装着するシングルガスバーナーがあればよいですが、焚き火を楽しみたい方は焚き火台も準備しましょう。

BUNDOK|焚き火台 LOTUS

BUNDOK(バンドック)の焚き火台LOTUS(ロータス)は、薪を入れやすく、クッカーも置きやすいので焚き火料理に重宝する焚き火台です。空気穴がない分、薪が長持ちし焚き火を存分に堪能できます。組み立てれば床は広く、収納はコンパクト。軽量で持ち運びがしやすいモデルです。

(参考:焚き火台 LOTUS | 株式会社カワセ

DOD|ぷちもえファイヤー

DODのぷちもえファイヤーは、国語辞典くらいの大きさに、二次燃焼を作り出す二層構造を組み込んだ焚き火台です。燃焼効率のよい二次燃焼ならではの、煙が少ない炎を堪能できます。燃え残りも少なく後片付けも簡単であり、純粋に焚き火を楽しみたい方におすすめです。付属のキャリーバックは、バックパックに取り付け可能な作りで持ち運びも便利です。

(参考:ぷちもえファイヤー | DOD

⑧クッカー、カトラリー

クッカーは、焚き火台やガスバーナーの上でスープを作ったり、ご飯を炊いたりする際に役立ちます。中でも、熱の伝導率がよいアルミ製が人気です。ソロキャンプでは、持ち手がコンパクトに折りたためたり、スタッキングができたりするタイプがおすすめです。

また、カトラリーはフォークとスプーンの一体型、箸やナイフがセットになったものなど、種類もさまざま。収納袋が付いているタイプは、持ち運びに便利です。

Snow Peak|ヤエンクッカー1000

Snow Peak(スノーピーク)のヤエンクッカー1000は、浅型でもスタッキングがしやすいモデルです。ポット・フライパン・フタ・取り外しできるハンドルにケースがセットになっており、直火でさまざまな調理が楽しめます。クッカーの内側にフッ素加工を施してあるため、食材がくっつきにくく、使ったあともサッと拭くだけで簡単に後片付けができます。

(参考:ヤエン クッカー 1000|Snow Peak

Coleman|ステンレスカトラリーセット パーソナル

Coleman(コールマン)のステンレスカトラリーセット パーソナルは、フォーク、スプーン、ナイフ、箸が一式揃っています。便利なポイントは、付属する収納ケースがメッシュになっている点。通常、カトラリーは細かいため乾かすのが面倒ですが、こちらはメッシュケースに入れてそのままランタンハンガーなどに吊るすことで、楽に乾かせます。

(参考:ステンレスカトラリーセットパーソナル|Coleman

ソロキャンプであると便利なグッズ

必要最低限の持ち物に加え、ソロキャンプであると便利なグッズもご紹介します。

タープ

タープは、日よけ・雨よけになる便利なアイテムです。テントと合わせて設置すれば屋根になり、下に荷物や靴を置くこともできます。

コット

コット(簡易ベッド)は、何かと使える優れものです。ベッドやベンチとしてはもちろん、荷物置きとしても使えます。さらに、冬は底冷えを防ぐ効果もあります。

ポータブル電源

ポータブル電源を用意しておけば、電源が完備されていないサイトでも電気が使えます。スマホやポータブルライトなどを充電したいときにも役立ちます。ソロキャンプで使用する場合は、500Wh以上のものを選びましょう。

冬のソロキャンプに必要なもの

ソロキャンパーの中には、冬キャンに挑戦してみたいという方もいるのではないでしょうか。冬の場合は、最低限必要なものに加え、以下の防寒対策グッズを準備しましょう。

インナーシュラフ・シュラフカバー

インナーシュラフとは、寝袋用のシーツのことで、シュラフの中に入れて使うアイテムです。シュラフとあわせて使用することで、保温性が向上し、体感温度が上がります。

ただし、外側をカバーするわけではないため、結露対策にはなりません。シュラフを水濡れから守りたい場合は、シュラフカバーも一緒に使用しましょう。

湯たんぽ

湯たんぽは、昔から馴染みのある暖房器具の一つ。お湯を入れるだけで用意できるので、簡単かつ経済的です。ポイントは、直火が可能な湯たんぽを選ぶこと。直火可だと、焚き火でも、石油ストーブの上に置いても温められるので効率的です。

防寒着や暖房器具

冬のキャンプには、保温性に優れた防寒着が欠かせません。汗や雪などで服が濡れると体温の低下を招くため、着替えも用意しておきましょう。また、手袋や帽子、ネックウォーマー、カイロもあるとより保温性を高められます。

暖房器具は持ち運びができる石油ストーブやガスストーブがおすすめ。ただし一酸化炭素中毒に注意が必要です。電源サイトであれば、電気カーペットや電気毛布も使えます。

ソロキャンプに必要なものを揃えるときのポイント

最後に、ソロキャンプに必要なものを揃えるときのポイントを3つご紹介します。

ポイント①軽量・コンパクトなキャンプ用品を選ぶ

キャンプ用品を揃える際は、アイテムの重さに着目し、軽量のものを選びましょう。荷物を必要最低限にするという手段もありますが、量を減らすのにも限界があります。軽量アイテムを選べば、荷物運びの負担をより軽くできるでしょう。

特に徒歩やバイク、女子のソロキャンプでは、軽量かつコンパクトなものを選ぶのがポイントです。

ポイント②レンタルも活用する

キャンプ場のなかには、キャンプ用品をレンタルしているところもあります。現地のレンタルアイテムを活用すれば、自分で持ち運ぶ荷物を減らせるでしょう。レンタルの有無やラインナップはキャンプ場によって異なるので、事前に確認しておくのがおすすめです。また、レンタルしたキャンプギアを現地に届けてくれるサービスもあるので、上手に活用しましょう。

ポイント③費用のバランスを考える

道具一式費用、宿泊代を含めると、初回のソロキャンプに必要な金額の相場は、6~8万円程度になることが多いようです。それぞれの予算を決め、費用のバランスを見ながら場所やギアを選びましょう。例えば、テントが高い場合、小物は安く抑えたり、細々したものは100均を活用して揃えるなど、工夫次第で予算が抑えられます。優先順位を決め、予算と照らし合わせながら準備を進めましょう。

必要なものを揃えてソロキャンプを満喫しよう

ゆったりマイペースに過ごせるのが魅力のソロキャンプ。持ち物として、「最低限必要なもの」から「あると便利なグッズ」まで、さまざまなアイテムが必要になります。まずは移動手段や携帯性、使い勝手を考慮して選ぶのがポイントです。今回紹介したリストやおすすめアイテムを参考に必要なものを揃えて、快適なソロキャンプができるとよいですね。