電子書籍「地球の未来木(key)~分子レベルのリサイクル~」を発行。 主婦が講演会録を本として編纂

電子書籍「地球の未来木(key)~分子レベルのリサイクル~」を発行。 主婦が講演会録を本として編纂

地球の未来木発行プロジェクトは2022年5月1日、樹木に関する計り知れない可能性についての講演議事録をまとめた書籍『地球の未来木(key)~分子レベルのリサイクル~』の電子書籍を、同月に発売すると発表しました。

「地球の未来木(key) ~分子レベルのリサイクル~」の概要

「もしも社会を後退させることなく、人間社会が持続的に発展することが可能だとしたら。

そのための仕組みは、地球環境の中にすでに存在しているのだとしたら。」

本書は、地球システムと衝突しない人間社会を実現するための、計り知れない樹木の可能性について言及しています。気候変動や環境問題など、まるで地球にヒトがいること自体が悪なのだ、という論調もあるなかで、この書物は「ヒトがいるからこその地球」という揺るぎない視点に立って書かれています。また、「人間活動を後退させることなく、発展し続けるための具体的な道」「ほとんどの石油由来製品は、樹木から代替することができるかもしれないという、計り知れない樹木の可能性」等についても言及されています。

発刊に至った経緯

「地球の未来木(key) ~分子レベルのリサイクル~」という名前で電子化された本書は、元々1998年に三重県津市で開催された映画『地球交響曲』(龍村 仁監督)の上映会で、企画講座として行われた舩岡 正光氏(当時の三重大学教授)の講演記録を、「森の風プロジェクト」が書籍化したものです。

講演会に感銘を受けた津市の主婦、雨森眞知子氏をはじめとする「森の風プロジェクト」のメンバーの、「この感動と講演内容を一人でも多くの人に届けたい」という思いから出版した書籍『夢ある未来の鍵は木~分子レベルのリサイクル~』が、今回電子化された本書の元となっています。

雨森氏が2018年に他界したことで「森の風プロジェクト」の活動は休止し、この書物は絶版となりました。しかし、この素晴らしい書物をさらに多くの人たちに読んでもらいたいという願いから、趣旨に賛同された雨森 弘行氏(元三重県立図書館長)と共に、原著者の舩岡氏の了承を得て、新たな情報を「第十一章 サイレントイノベーション」として加え、書名を『地球の未来木(Key)~分子レベルのリサイクル~』に改訂。クラウドファンディング「CAMPFIRE」等を通じ、2021年12月に発行。2022年5月には電子書籍として発行します。

「地球の未来木」表紙

地球の未来木発行プロジェクトの代表椢原 友紀子氏は、本書の電子化にあたり、以下のようにコメントしています。

「木をはじめとする生物系資源から、定格的な工業製品を生産し続けることは難しい、という意見もあります。それゆえに、現在の大量生産・消費型の資本主義社会の中では実を結ぶことが難しい、という意見もあります。果たしてそれは実現可能か、それとも夢物語なのでしょうか。本書を読むことで、『夢物語で終わらせてはならない』きっとそうお感じになるのだと信じております」

書籍概要

タイトル:「地球の未来木(key) ~分子レベルのリサイクル~」

著者:舩岡 正光

リニューアル日:2021年12月15日

電子書籍: 2022年5月発売予定

価格:1,100円(税込)

発行元:地球の未来木発行プロジェクト

販売サイト: amazon Kindle、楽天kobo、BOOK☆WALKER

URL: http://biomass-to-love.com/