「樹木医リモート診断サービス」の提供を開始。株式会社アーバンエコリサーチ
樹木医リモート診断の特徴と効果
樹木医リモート診断は、マルチスペクトルカメラ搭載ドローンを用いて、樹木医が樹木の診断を行うサービスです。
樹木医リモート診断の活用によって以下のような効果が期待できます。
- 広大な山林等で行う場合、樹木1本づつの現地確認が不必要となり、時間の削減になる。
- 樹木医が何度も現地に行く必要がなくなり、コスト削減につながる。
- 危険な地域への立ち入りが減り、事故防止につながる。
- 倒木や危険木等があった場合、GNSS(衛星測位システム)で正確にその位置が判る。
- 客観的なデータに基づき、樹木の育成状況を的確に把握できる。
今後の展望
同社は、樹木医リモート診断の今後の展望について、次のように考えているということです。
- 農薬散布ドローンとの連携により、遠隔散布を可能とする。
- 拡張機能により、NDVI画像以外のデータ収集と活用を図る。
- 樹木のみならず、地形データなどとの連携により災害に対するリスクヘッジを行うための基礎データを提供する。
- ドローンによる樹木医診断はオープンな仕組みとする。
また、本サービスの活用方法として、樹木医だけでなく樹林や危険木管理が必要な「官公庁」や「山林所有者」への展開も想定しているということです。
writer: mori no naka 編集部