ホームセンター販売の薪。広葉樹や針葉樹などの選び方、値段以外の注意点は?

ホームセンター販売の薪。広葉樹や針葉樹などの選び方、値段以外の注意点は?

キャンプ需要の高まりで、ホームセンターで気軽に薪を購入できるようになりました。ホームセンターで売られている薪は、値段だけで選んでよいのでしょうか?今回の記事では、薪の選び方や注意点などをご紹介します。ホームセンターで買える薪の値段比較や、おすすめの薪のECサイトの情報も記載していますので、薪の購入にお役立てください。

ホームセンターはキャンプや焚き火用薪の品揃えが充実

キャンプなどのアウトドアシーンのコンテンツの一つとして、焚き火の人気が高まっています。薪は、キャンプの必須アイテムとしての地位を確立していると言ってもいいかもしれません。

このようなキャンプや焚き火の人気とともに、薪を気軽に購入できるホームセンターが増えています。ホームセンターの薪は、一回で使い切れる程度の量を手頃な値段で購入できるため、キャンプ時の利用におすすめです。

ホームセンターで販売している薪の種類と特徴

ホームセンターで販売している薪には、広葉樹と針葉樹があります。まずはそれぞれの特徴や、選びたいシーンをご紹介します。

火持ちの良さなら広葉樹(クヌギ・ナラ・ブナなど)

広葉樹

薪と言えば、クヌギやナラ、ブナなどの広葉樹をイメージする方が多いでしょう。広葉樹の薪は、乾燥が進んでもずっしりと重みがあり、火持ちが良いことが最大の特徴です。値段は、針葉樹の薪に比べると数割高い傾向にあります。

少ない量で長く燃焼させたいなら、広葉樹を選ぶとよいでしょう。

火力・着火に便利なのは針葉樹(スギ・マツ・ヒノキなど)

針葉樹

広葉樹よりも手軽な値段で購入できるのが、スギやマツ、ヒノキなどの針葉樹を使った薪です。針葉樹は樹脂が多いため、着火が早く、火力も強いのが特徴です。燃焼時間は広葉樹に比べて短くなりますが、火力を上げたいときや、焚き付け用には最適です。

値段以外にも注目。ホームセンターの薪の選び方

値段もさることながら、薪はどのような点に注目しながら選ぶとよいのでしょうか。ここからは、ホームセンターの薪選びで確認したいポイントをご紹介します。

<選び方1>どのような用途で使いたいのか

薪などの燃料は、使う場面を想定してから選びましょう。焚き火を楽しみたいにしても、時期や人数、周囲の環境、直火なのか焚き火台を使うのかなど、焚き火を行う際の条件はさまざまです。

例えば、ソロキャンプで一人ゆっくりと火を眺めたいなら、じっくり時間をかけて燃焼する、広葉樹がおすすめです。一方、キャンプファイヤーのようにダイナミックな火を楽しみたいときや、冬場のキャンプなど早く暖を取りたい場合は、着火がスムーズで火力もある針葉樹をおすすめします。

焚き火を囲む様子
image by Cailin Grant-Jansen on Unsplash

また、薪と同じくアウトドアシーンで使う燃料には炭もあります。炭は、薪と比べて一定の火力が長く保てるという特徴があり、主に調理や煮炊きで活躍します。薪を使った調理も可能ですが、うまく調理するには一定のスキルが必要です。そのため、調理のみを目的とする場合は、炭の利用をおすすめします。

<選び方2>焚き火台に合った長さか

意外と盲点なのが、薪の長さです。多くのキャンプ場は直火禁止で、焚き火台が必要なため、焚き火台の大きさに合った長さの薪を用意しておきましょう。

焚き火台の直径よりも極端に長い薪は、燃焼時に焚き火台からこぼれ落ちてしまうといった、トラブルの原因にもなります。ホームセンターの薪は、長さが選べることもあるため、焚き火台の大きさに合わせて選びましょう。

焚き火台と薪

<選び方3>重いほどよい?乾燥具合も要チェック

薪を選ぶ際、「どうせなら重い方がよさそうだ」と重さで選んでいませんか?ずっしりと質量がある薪は長く燃えてくれそうですが、中には十分に乾燥が進んでいないものもあるかもしれません。理想的な薪の乾燥具合は、「含水率20%以下」と言われています。十分に乾燥していない薪の場合には、着火し辛い、煙が多いなどの難点があるため、注意が必要です。

とは言え、薪の乾燥具合は目視だけではわかりません。ホームセンターの薪は、含水率などの乾燥具合を表示している場合もあります。また、ECサイトを確認し、実際に利用したユーザーの口コミを判断材料にすることもできます。このような方法で、乾燥具合も確かめてから選ぶとよいでしょう。

<選び方4>スケジュールに合わせて、何キロ必要かを確認

キャンプの日程や用途によって、どのくらいの量を購入するかも考えておくと、途中で足りなくなるという心配をせずに楽しむことができるでしょう。

広葉樹を例にとると、一般的なソロ用の焚き火台では、目安として1時間で約1キロを消費します。大きな焚き火台では、もう少し短時間で1キロを消費すると考えましょう。これを目安として、どのくらいの時間焚き火を行うのかで、必要な量を検討することが大切です。

なお、煮炊きや寒い時期に焚き火で暖を取る目的で利用する場合、燃焼時間が短い針葉樹は、より多くの薪が必要です。上記はあくまで目安として、工程に合わせて何キロ購入するか検討しましょう。

ホームセンターの角材や端材は薪に代用できる?

角材の端
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ホームセンターでは、焚き火専用の薪ではなく、建材として加工された角材やカットされた端材も多く販売されています。これらの材木の中には、薄くスライスした木材を専用の接着剤で重ね、強度を上げた「集成材」や、木材の表面にニスや塗料などで塗装を施してあるものもあります。このような材は、燃やすと化学物質も同時に燃えてしまうため、安全面から薪としてはおすすめできません。

薪が購入できるおすすめホームセンター。値段は?

主なホームセンターで購入できる薪の価格や種類を一覧でみてみましょう。

ホームセンター広葉樹針葉樹EC取り扱い有無Webページ
カインズホームアカシア
・35センチ
・698円 (税込)
Web
コーナン樹種不明
・30cm
・約2.6kg
・745円(税込)
Web
ジョイフル(1)堅薪
・ナラ・クヌギ・カシMIX
・36cm
・764円(税込)
(2)短い薪
・ナラ
・18cm
・968円(税込)
(1)焚き付け用細薪
・スギ
・30cm
・547円(税込)
Web
ケーヨーデイツーアカシア
・5kg
・720円(税込)
※他、大容量タイプの販売有
Web
ビバホーム樹種不明
・45cm
・1,097円(税込)
樹種不明
・2.6kg
・712円(税込)
Web
※2022年6月17日時点の公式ウェブサイトの情報に基づいて作成

同じ薪でも、広葉樹か針葉樹か、重さや長さは商品によって異なります。一部のホームセンターで扱う薪は、オンラインでも購入できるようです。

焚き火用の薪の調達には、ネットショップもおすすめ

薪はホームセンターでも購入できますが、薪専用のネットショッピングでの購入もおすすめです。長野県で木材加工等を行う齋藤木材が運営する「森の中ストア」では、信州産のカラマツ100%で製造した薪を販売しています。

森の中ストアの薪は、25cmと35cmの2種類から選択可能です。どちらの長さも、9kg入りが税込み2,500円(配送料は別途必要)で購入できます。

森の中ストアの薪は、以下のような点に配慮されて製造されている、こだわりの薪です。

●脱脂乾燥を6日間実施して、安定的に含水率10%前後をキープ
●カラマツの外側にある、高密度部分を利用しているため、一般的な針葉樹薪よりも火持ちがよい
●きちんと乾燥させているため、着火が容易で火付けに失敗しにくい
●専用の施設で乾燥させているため、自然乾燥薪と違って保管時に虫が出ない
●建材加工技術を応用しているため、松特有のヤニがつきにくい

また、森の中ストアが取り扱う薪は、建築用の材木の製造過程で、建材として利用できずに通常は廃棄されてしまう部分を使って作られた、環境にも配慮された薪です。森の中ストアの薪を、この機会に是非お試しください。

令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成