【フジロックへの参加も】世界一環境にやさしいブルワリー「ブリュードッグ」が、2023年までの脱炭素計画を発表

【フジロックへの参加も】世界一環境にやさしいブルワリー「ブリュードッグ」が、2023年までの脱炭素計画を発表

2020年に世界初の「カーボンネガティブ醸造所」となったブリュードッグ・カンパニー・ジャパン株式会社は、2023年までにさらなる脱炭素計画を進行中であることを発表しました。二酸化炭素の排出量よりも吸収量を多くする“カーボンネガティブ”を実現し、サスティナビリティの取り組みにも積極的な同社は、世界中を本当においしいビールで夢中にさせることを目標に掲げ、脱炭素に向けた取り組みを加速させる意向です。また、同社が取り扱う「ブリュードッグ」は今夏、「世界一クリーンなフェス」としても認知されるFUJI ROCK FESTIVAL ‘22への初参加が決定したとのことです。

同社の二酸化炭素削減計画と新プロジェクト

ブリュードッグ・カンパニーは、以下の2つの計画を発表しています。

脱炭素を目指し、二酸化炭素削減計画

2007年に英国・スコットランドで創業者ジェームズ・ワットとマーティン・ディッキー+愛犬が創業したブリュードッグ・カンパニーは「PUNK(常識に逆らう)」をキーワードに、革新的な製法でのビール造りなどを通じて“PUNKな生きざま”で注目を浴び、英国NO.1クラフトビールとなったブルワリーです。日本、スウェーデン、アメリカへの輸出も手がけています。

ブリュードッグ・カンパニー・ジャパン株式会社公式HP:https://www.brewdog.jp/

ブリュードッグビア缶

ブリュードッグ・カンパニーは、「カーボンネガティブ」にも力を入れており、同社が掲げている二酸化炭素削減計画では、「我々が排出する二酸化炭素」 を2019年比で2023年までに35%削減することを目標としています。「我々が排出する二酸化炭素」 とは、同社の事業だけでなく、サプライチェーンが排出する温室効果ガスも含め、ビールが製造されてからPUNKS(=ファン)たちが口にするまでの間に発生する原料や輸送に関連するすべての二酸化炭素を指し示すとしています。

運ぶ人々

同社は2019年、おいしいビールを飲み続けられる地球環境を確保するためのサステナビリティへの取り組み「BrewDog Tomorrow」を発表。翌2020年には、世界初の「カーボンネガティブなビール醸造所」となり、すべての活動の中心にサステナビリティを据えています。また、「Equity for Punks Tomorrow」をスタートし、新しい株主を5万人以上迎え入れたそうです。

購入土地を森に変えるプロジェクト

中長期的に企業としてカーボンネガティブを達成し続けていくために、同社はスコットランドの南西部に土地を購入し広大な森に変えるプロジェクトを発表。この土地に数年かけて100万本以上の植樹を行い、1500エーカーを広葉低木樹の森に育て、さらに残りの550エーカーは二酸化炭素の削減に効果的な泥炭地として復元を予定しているとしています。

予定地に佇む二人の男性

これら一連の取り組みによって削減される二酸化炭素は30万トンと予測され、事業によって排出される二酸化炭素総量の2倍に相当するそうです。植林に際しては、生物多様性保全も考慮し、持続可能なキャンプ場を地元に開設、地域の経済発展にも貢献していくといいます。

FUJI ROCK FESTIVAL ’22 への参加について

環境配慮に対しても積極的に取り組む同社は、今夏、大型屋外音楽イベントであるFUJI ROCK FESTIVAL ’22(2022年7月29日(金)~31日(日)、新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催)へ初参加。FUJI ROCK FESTIVALは自然と音楽の共生をかかげ、森林資源の循環利用を通じた地域活性化の推進など、世界一クリーンなフェスとしても知られているイベントです。来場予定の同社のファンに加え、新しいファンの獲得も目指しているとのことです。Instagramでのキャンペーンも開催、詳しくは以下のサイトを参照してください。

FUJI ROCK FESTIVAL ’22 ×ブリュードッグ https://www.brewdog.jp/punks_hub/