イスラエルで工業デザインを学ぶ学生が、世界の森林を再生する3体の「ロボット・レンジャー」を考案

イスラエルで工業デザインを学ぶ学生が、世界の森林を再生する3体の「ロボット・レンジャー」を考案

※この記事はイスラエルのシェンカー大学の取り組み(meet 3 robot rangers designed to rehabilitate the world’s forests)についてご紹介したものです。

イスラエルにあるシェンカー大学の卒業プロジェクトで、工業デザインを専攻するSegev Kaspi氏は、ロボットを使った森林警備隊のコンセプトを考案しました。レンジャーの名前は「森林警備隊・ドルイド」といい、種まきやデータ分析など、森林再生と持続可能な森林管理をサポートするということです。

ロボットレンジャーで自然とテクノロジーを融合

kaspi氏は、大気中の二酸化炭素の増加や森林の再生の重要性について議論し、その問題の解決策として、“自然”と“テクノロジー”という、相反する2つの世界を結びつけたといいます。

ロボットは、森林のニーズに応じて変化するシステムで動作し、個人またはグループで作業することが可能です。それぞれのロボットには、森林を管理・保全するための明確な役割が与えられており、長時間におよぶ研究の成果が反映されています。

1体目のロボットは「チャンク」で、鋸引き、剪定、草刈りを担当、2体目の「ディクソン」は苗木や挿し木の植え付けや森林再生などを行います。そして、3体目の「リッコ」には森からデータを収集し、監視・分析する役割があります。kaspi氏は、3つのコンセプトロボットをドローイング、コンピューターレンダリング、物理的なモデルを通して実現したといいます。

ロボットレンジャー
森林とロボットレンジャー

【参考】meet 3 robot rangers designed to rehabilitate the world’s forests