薪はどこで買う?販売店一覧と安く手に入れる方法。薪の種類や特徴も解説
アウトドアで焚き火を楽しむために「薪をどこで買うのがベストなのか知りたい」という方もいますよね。薪は、ホームセンターや道の駅で買えるだけでなく、通販で自宅に取り寄せることもできます。とはいえ、調達先によって手に入る薪の種類やコストも異なるため、自分に合った方法で用意できるとよいですよね。この記事では、薪を購入できる主な場所や安く手に入れる裏ワザ、焚き火の前に備えておきたい薪の知識などを紹介します。
Contents
薪はどこで買う?購入できる場所一覧
薪はどこで買えるのでしょうか。まずは、薪が購入できる場所を、それぞれのメリットとともに紹介します。
薪販売店|専門的なアドバイスがもらえる
薪販売店は、薪を専門で扱うお店です。中には、薪ストーブ本体や薪作りに必要なツールとともに薪を販売しているお店もあります。薪販売店では、店員さんから薪についての専門的なアドバイスをしてもらえるのがメリットです。ただし、全国的にあまり店舗数が多くないのが難点といえるでしょう。
ホームセンター|手軽に用意できる
身近な場所にあるホームセンターでも薪を購入することができます。全国的に店舗数も多く、手軽に用意できるのがメリットです。袋詰めか束にして販売されていることが多いため、薪の状態を目視で確認してから購入できるので便利です。ただし、地域性や店舗規模によって扱っている商品が異なるため、店舗によっては取り扱っていないこともあります。
【関連記事】ホームセンター販売の薪。広葉樹や針葉樹などの選び方、値段以外の注意点は?
キャンプ場|荷物が少なく済む
キャンプ場によっては、焚き火用の薪を販売していることがあります。現地で調達できれば事前の準備が不要なため、荷物が少なく済むのがメリットです。ただし、タイミングによっては売り切れていたり、一般的な販売店より量の割に価格が高いなどコスパが悪かったりすることもあるので、事前に在庫や価格の確認をしておくことをおすすめします。
通信販売|薪の種類や量を選べる
通信販売は、薪の情報を詳細に載せていることもあり、必要な量や種類を指定して買えるのがメリットです。箱詰めされた薪が自宅に届くので、店舗へ足を運ぶ手間が省けます。ただし、配送に数日かかることも考えられるので、使用したい日から逆算し、スケジュールに余裕を持って注文することが大切です。
アウトドアショップ|道具一式を同時に購入できる
アウトドア用品を取り扱っているショップでも、薪を扱っていることがあります。その際、薪とともに薪の準備に必要な手斧や焚き火に使うトングなどさまざまなツールも同時に揃えられるのがメリットです。
道の駅|地元産の薪を比較的安く手に入れられる
山の近くや、キャンプ場の近隣の道の駅で、薪が買えることもあります。道の駅は、その地域産の薪を比較的安価で販売しているケースがあるため、安く手に入れられるのがメリットです。ただし、道の駅で取り扱う商品には地域性があり、行けば必ず買えるわけではないため、事前の確認をおすすめします。
薪はどこで買うのがベストか。良質な薪を確実に事前調達したいなら「通販」がおすすめ
「どこで薪が手に入るか」がある程度わかる人は、出発してからの調達でよいでしょう。一方で、都会から地方へキャンプへ行く場合など、行き先の周辺情報をあまり知らない人は、通販で事前準備しておくのがおすすめです。確実に用意してあれば、現地で薪を探すための時間ロスも防げます。
長野県で木材加工業を営む齋藤木材工業株式会社は、信州産カラマツ100%の薪を販売するECサイト「森の中ストア」を運営しています。
販売している薪には、以下のような特徴があります。
●広葉樹と比較して火力が強く、一般的な針葉樹薪よりも火持ちがよい
●きちんと乾燥させているため、着火が容易で火付けに失敗しにくい
●専用の施設で乾燥させているため、自然乾燥薪と違って保管時に虫が出ない
●建材加工技術を応用しているため、松特有のヤニがつきにくい
薪の購入に際しては配達日時の指定が可能なほか、荷物の事前受付を行っているキャンプ場であれば、直接送付することもできます。是非この機会にお試しください。
薪の購入はこちら
https://store.mori-naka.jp/pages/category-firewood
薪や木の端材を安価に手に入れる裏ワザ
薪をどこで買うか検討している方の中には、「できるだけコストを抑えて薪を調達したい」という人もいますよね。ここでは、販売店よりも安価で手に入れる裏ワザを紹介します。
地域の森林組合に問い合わせる
地域の森林組合では、数メートルの生木からすぐに使える薪まで、さまざまな状態の木材を販売していることがあります。一度に大量の木材を調達でき、販売店よりコスパがよいのがメリットです。ただし、少量では販売していないことがあるため、事前に問い合わせてみましょう。
製材所や建築会社に問い合わせる
製材所や建築会社から建築端材を安価または無料で調達できるケースもあります。ただし、合板や塗料が塗られた木材は燃やすと有害物質が発生するため、焚き火に適さないので注意が必要です。端材を譲ってもらうときは、無垢の木材であることを確認しましょう。
地域の情報掲示板で探す
地域の掲示板には、地元農家が剪定した木枝や、個人で作った薪が安価で掲載されていることもあります。掲載主の元へ自分で取りに行くのが前提条件である場合が多いので、その量を積めるような軽トラや荷台スペースの大きい乗用車などで行くことをおすすめします。
調達前に備えておきたい薪の知識
最後に、薪の調達をする前に備えておきたい知識を紹介します。
薪は種類によって燃え方などが異なる
薪は、木の種類(樹種)によって特徴があります。大きく分けて、「針葉樹」と「広葉樹」で特徴が異なるので、それぞれ解説します。
針葉樹の特徴|火力が強く、焚き付けに良い
針葉樹は、油分を多く含むので火付きがよいのが特徴です。そのため、最初の焚き付けに針葉樹を用いると火力が上がりやすいでしょう。ただし、早く燃えてしまうため、火持ちはよくありません。
針葉樹の種類:スギ、マツ、ヒノキなど
広葉樹の特徴|火力は弱いが、火持ちが良い
広葉樹は、硬く燃えにくい性質があるため火持ちがよいのが特徴です。そのため、焚き付けにはあまり適しませんが、長時間焚き火を楽しみたいときに適しています。
広葉樹の種類:サクラ、カシ、ナラなど
焚き火は、針葉樹と広葉樹の薪を組み合わせて使うと効率的
針葉樹と広葉樹で特徴が異なるため、可能であれば「両方の種類の薪」を準備しておくと効率的です。焚き付けには針葉樹の薪、長く燃やしたいときは広葉樹の薪というように使い分けることで、火力の調節もしやすくなります。焚き火初心者で、量のバランスがわからないという場合は、1:1でよいでしょう。
薪をどこで買うか決めて、アウトドアでの焚き火を楽しもう
焚き火に使う薪の調達先は、ホームセンターや通販などさまざまあり、場所によって価格帯やメリットも異なります。自分はどこで買うのがベストなのかを考え、適切な方法で薪を準備して、アウトドアでの焚き火を楽しめるとよいですね。