「ウッドデザイン賞2021」最優秀賞(農林水産大臣賞)および上位賞25点が決定。新たに日本ウッドデザイン協会も設立

「ウッドデザイン賞2021」最優秀賞(農林水産大臣賞)および上位賞25点が決定。新たに日本ウッドデザイン協会も設立

株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所は2021年11月24日、「ウッドデザイン賞2021」の最優秀賞(農林水産大臣賞)について「URASHIMA VILLAGE」に決定したと発表しました。同年12月に表彰式が開催されるほか、異業種連携による新法人「(一社)日本ウッドデザイン協会」の設立が発表されます。

「ウッドデザイン賞2021」各部門の受賞作品が決定

日本では、戦後造成された人工林が本格的な利用期を迎えており、適正な森林整備を進めていくためには、国産材の積極的な利用促進が重要です。このような状況において、木材の利用促進により、人々の生活の中に「木のある豊かな暮らし」が普及・発展することを願い、「ウッドデザイン賞」は創設されました。

木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する顕彰制度「ウッドデザイン賞2021」においては、433点の応募作品の中から最優秀賞(農林水産大臣賞)、優秀賞(林野庁長官賞)、奨励賞(審査委員長賞)の25点が最終選出され、「URASHIMA VILLAGE」(株式会社金丸工務店ほか/香川県二豊市)が最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞しました。各部門の受賞作品は次の通りです。

<優秀賞(林野庁長官賞)>

●ライフスタイルデザイン部門
「タクマビル新館(研修センター)」(株式会社タクマほか)、「木製の冷凍ご飯容器「COBITSU」」(有限会社大橋量器ほか) など

●ハートフルデザイン部門
「KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE」(各務原学びの森株式会社ほか)など

●ソーシャルデザイン部門
「木と暮らすデザインKYOTO」(京都市ほか)、「木造大型パネルによる製造・物流・施工の合理化技術」(ウッドステーション株式会社ほか) など

このほか、建築・空間/建材・部材、木製品、コミュニケーション、技術・研究の各分野から、優れた9作品が選出されました。

奨励賞(審査委員長賞)には、3部門で15作品が選出されました。

優秀賞

環境展示会「エコプロ2021」にて作品展示や表彰式を開催

今回の受賞に合わせて、同年12月8日から3日間、東京ビッグサイトで開催される環境展示会である「エコプロ2021」において、本年度の受賞作品の展示や「特別セミナー」が実施され、あわせて最優秀賞等の上位賞の表彰式も初日に行われます。

ウッドデザイン賞2021審査委員長の赤池氏は、「コロナ禍を受け、多くの人々が改めて、持続可能な森川里海が育む不易の価値に目覚め始めています。こうした地域の資源や文化を活かした良質な木造・木質空間による『おもてなしの場』 のあり方を、生活者目線、消費者視点で構想し、新たな市場拡大と持続可能な社会構築に向けて実装して欲しいと思います。」とコメントを寄せています。

「一般社団法人日本ウッドデザイン協会」(会長:隈 研吾)の設立記念発表も同時実施

異業種連携を行うことにより、木材利用を通じた持続可能な社会の構築を目指す「一般社団法人日本ウッドデザイン協会」(会長:隈 研吾)の設立記念発表も、表彰式後に行われます。

「ウッドデザイン賞」公式ページ
https://www.wooddesign.jp/

「ウッドデザイン賞」公式Facebookページ
https://www.facebook.com/wooddesignaward/