日本初!PEEL Labがパイナップルを原料とした「植物由来レザー製ランドセル」の予約受注を開始
植物由来のレザー活用を推進するグリーンテックベンチャー企業のPEEL Lab(ピールラボ)株式会社は2022年5月26日、パイナップルの葉を主原料とした植物由来レザー製のランドセルの予約受注を6月から開始すると発表しました。同製品は、「地球の未来を担う次世代の子ども達に、植物由来のプロダクトを通じ自然と触れ合う機会を提供したい」という想いから生まれたということです。
パイナップルを原料とした「植物由来レザー製ランドセル」について
植物由来レザーをはじめ、廃棄ロスの植物や果物をアップサイクルした素材の活用を推進しているPEEL Labは、ランドセルを筆頭に、財布、トートバッグなどのファッション・雑貨アイテムの開発に力を入れています。今回発表となったパイナップルを原料とした「植物由来レザー製ランドセル」もその一つです。同ランドセルは、試作品をベースに改良を加え、同年6月から予約受注を開始し、2023年度初頭には一般販売を予定しています。
同社は、実際に使用する子どもや家族、そして小学校をはじめとした教育機関にも同ランドセルを積極的に案内したいと考えているとのことです。
また同社では、ランドセル以外にも商品の拡大を推進。パイナップルを主原料とした植物由来レザーやファブリックを使用した消費者向けグッズや、ファッショングッズも開発中です。農業廃棄物であった「パイナップルの葉」を使用した植物由来レザーで作るトートバッグは、シンプルでジェンダーレスなデザインが特徴の商品で、同年6月より予約注文が可能です。同社は、他にも財布などの試作を進めているとのこと。
パイナップル以外の植物にも注目している同社は、地球環境への配慮を大切し、日本だけでなく東南アジアにもフィールドを広げています。農業廃棄物の課題や、廃棄ココナッツを活用して新しい素材の研究開発にも取り組んでいます。
商品は、公式オンラインストアから購入できます。
公式サイト:https://www.peel-lab.com/ja
家具ブランドModernform社(タイ)とホームインテリア向けの商品を開発中
欧米でトレンドとなりつつあるホームヴィーガニズムの流れを受け、同社は植物由来レザーを使ったカーテンや椅子などその他インテリア商品開発も推進しています。同年3月にはタイ家具取り扱い企業Modernform社と業務提携を開始。協業して商品開発に取り組み、パイナップルレザーを使用したソファや椅子をはじめとした家具の製造をすでに開始しています。
シカゴ大学とも提携協議が進行中
同社は海外事業拡大にも力を入れており、海外の教育機関とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。最近ではシカゴ大学(米国)との提携協議が進み、大学向けに植物由来レザーを使用したオリジナルグッズの開発・発売に向け準備しています。同社代表取締役のジム・ファンがMBAを納めたブース・スクール・オブ・ビジネスとの連携も行っています。