大人も子どもも盛り上がるキャンプ遊び20選。遊ぶときや道具選びの注意点も紹介

大人も子どもも盛り上がるキャンプ遊び20選。遊ぶときや道具選びの注意点も紹介

最近人気を集めているキャンプですが、「キャンプをするだけでなく、遊びも楽しみたい」「大人も子どもも、家族みんなで楽しめる遊びを知りたい」という方も多いでしょう。そこで今回は、大人も子どもも楽しめるキャンプでの遊びの他、遊ぶときや遊び道具選びの注意点を紹介します。

キャンプで遊びを楽しめる場所・シーン

キャンプでの遊びと一言で言っても、遊ぶ場所はキャンプサイト周辺や森林、水辺などさまざまです。日中だけでなく、夜も遊びたいという方もいるでしょう。どのような場所・シーンで遊びたいかによって、できることも変わってきます。

ここからは、遊ぶ場所・シーン別に、キャンプ遊びを紹介します。

キャンプサイト周辺での遊び

まずは、キャンプサイト周辺で楽しめる遊びから見ていきましょう。

キャンプサイト
image by Laura Pluth on Unsplash

フリスビー・ブーメラン

外遊びの定番とも言えるのが。仲間同士で投げあって遊べるフリスビーや、投げた後に自分に戻ってくるブーメランです。簡単な遊びなので、小さな子どもでも楽しめます。

フリスビーやブーメランは、おもちゃ屋さんやホームセンターなどで購入する他、紙皿や工作用紙、牛乳パックなどを使って手作りすることもできますよ。周囲に人がいない、開けた場所で遊びましょう。

バドミントン

ラケットとシャトルがあれば簡単に楽しめるバドミントンも、キャンプ遊びにおすすめです。風の動きを読みながら、ラリーを続けていきましょう。重くないラケットを用意しておけば、小学生くらいから楽しめます。周囲に人がいない、開けた場所で遊びましょう。

スラックライン・スイングライン

新しい遊びにチャレンジしてみたいのであれば、スラックラインスイングラインをおすすめします。スラックラインとは、細いベルト状のラインの上をバランスを取りながら進んだり、「トリック」と呼ばれる技をしたりするスポーツのこと。

ラックラインは、木と木の間にロープを張り、「スイング(ブランコ状のパーツ)」や「ジムリング(吊り輪状のパーツ)」などをつけて遊ぶものです。スラックラインは5歳くらいから、スイングラインは3歳くらいから楽しめます。

なお、安全を確保するため、いずれも専用の道具が必要です。

ハンモック

ゆったり・のんびりと時間を過ごしたい方には、ハンモックがおすすめです。寝転がって読書したり、ゆっくり腰掛けたり、座ってブランコのように揺らしてみたりと、いろいろな楽しみ方ができます。取扱説明書をよく読み、ハンモックが落ちないようにしっかりと固定しましょう。

ヨガ

ヨガマットだけ用意すれば、自然の中でヨガを楽しめます。ヨガポーズは、初心者向けの簡単なものから、上級者向けの難しいものまであるので、大人も子どもも楽しめるでしょう。ヒーリング系の音楽を流しながら、ヨガを楽しんでみるのもよさそうですね。

シャボン玉

子どもと楽しむ遊びの定番であるシャボン玉も、キャンプ遊びにおすすめです。100均やコンビニなどで購入できる一般的なものから、大型のシャボン玉が作れるもの、電動のものなど、種類はさまざま。食事中の人や小さな赤ちゃんなどが周囲にいないかを確認した上で、楽しみましょう。

紙飛行機

好きな折り方で紙飛行機を作り、親子や仲間と「どれだけ飛距離が出せるか」を競ってみるのも楽しいでしょう。折り紙やチラシ、カレンダーなど、いろいろな種類・大きさの紙を用意しておくと、飽きずに楽しめます。紙飛行機に色を塗ったり、シールを貼ったりするのもおすすめです。広場や小高い場所から、飛ばしてみてはいかがでしょうか。

山や森の中での遊び

キャンプ場やその周辺には、森林があることも多いでしょう。山や森の中で楽しめる遊びを紹介します。

ハイキング
image by Jake Melara on Unsplash

ハイキング

気軽に遊びたいのであれば、自然の中を歩くハイキングはいかがでしょうか。急勾配の道や長距離でなければ、子どもでも楽しめます。普段見る機会がない草花や生き物たちに出会えるかもしれませんね。

靴は、ハイキングシューズやトレッキングシューズ(登山靴)をおすすめします。急な天候の変化に備えて、リュックサックの中には、防寒着やレインコートなどを入れておくとよいでしょう。

バードウォッチング

ハイキング中に、バードウォッチングを楽しんでみるのもよいでしょう。森林の中でしか出会えない野鳥たちの姿を見ることができます。必要なものは、双眼鏡や図鑑、カメラ、三脚などです。

バードウォッチングを楽しむ際は、「野鳥の巣には近づかない」「野鳥を追い回さない」「餌付けをしない」などのマナーを守りましょう。

(参考:公益財団法人日本野鳥の会「野鳥撮影マナー」)

木登り

童心に帰り、木登りを楽しむのもおすすめです。木の上から眺める景色は、きっと思い出に残りますよ。木登りは、「登り始めの一歩」が一番落ちやすいと言われています。無理なく登り始められるよう、なるべく低い位置で枝分かれしている木を選ぶとよいでしょう。

なお、子どもが木登りをするときは、大人が子どもの様子をしっかり見守るなど、安全を確保することが大切です。

マウンテンバイク

アクティブな遊びを楽しみたいときには、森林の中をマウンテンバイクで走り回ってみてはいかがでしょうか。自転車に乗ることができれば、子どもでも楽しめますよ。なお、キャンプ場によっては、マウンテンバイクをレンタルできるところもあります。

転倒やそれによるケガのリスクを減らせるよう、「裾が広がっていないズボン」や「ヘルメット」「プロテクター(膝・肘用の保護パッド)」を着用しましょう。

川や湖など水辺での遊び

敷地内やその周辺に川・湖があるキャンプ場では、水辺での遊びもできます。水辺で楽しめる遊びについて、見ていきましょう。

SUP
image by Mick Haupt on Unsplash

川下りや湖上でのスポーツ

水の流れを体感したい方におすすめなのが、川下りや湖上でのスポーツです。定番のアクティビティとしては、カヌーやカヤック、ラフティングが挙げられます。最近では、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むSUPも人気ですよ。

キャンプ場によっては、道具をレンタルしているところもあります。初めて挑戦する場合は、インストラクターの指示を守り、安全にアクティビティを楽しみましょう。

釣り

自然を感じながら、釣りを楽しむのもおすすめです。やり方を教えてあげれば、子どもでも楽しめます。釣った魚を焚き火で焼いて食べるのも、キャンプの醍醐味の一つですね。キャンプ場によっては、釣り道具をレンタルしているところもあります。川や湖に落下してしまわないよう、子どもと一緒に釣りをする際は、子どもから目を離さないようにしましょう。

水鉄砲

川が浅瀬であれば、川の中やその周辺で水鉄砲をするのもよいでしょう。子どもも大人も一緒に楽しめます。水鉄砲の大きさ・タイプはさまざま。おもちゃ屋さんやホームセンターなどで、自分好みの水鉄砲を選んでみてください。川に流されてしまわないよう、子どもと一緒に水鉄砲をする際は子どもから目を離さないようにしましょう。

テント内での遊び

雨や雪が降ってきたときや冬場で寒いときなどに備えて、テント内での遊びを知っておくとキャンプをより楽しめるでしょう。テント内で楽しめる遊びについて、紹介します。

テント内
image by himawariin on photoAC

ボードゲームやカードゲーム

テント内で楽しむ遊びの定番とも言えるのが、ボードゲームやカードゲームです。ゲームの難易度によっては、小さな子どもでも楽しめます。何通りもの遊び方ができるボードゲーム・カードゲームを選べば、飽きずに何度でも楽しめそうですね。

落ちている葉や枝、木の実でクラフト

「記念になるものを何か作りたい」というときには、落ちている葉や枝、木の実を使ったクラフト体験がおすすめです。葉や枝、木の実の色や形、大きさは一つ一つ違うので、世界に一つだけの作品を作ることができます。フォトフレームや小さな置物などを作ってみてはいかがでしょうか。

なお、枝を折ったり、木になっている葉を取ったりすることは厳禁です。子どもと一緒に材料を集める際は、大人がしっかり見守るようにしましょう。

折り紙

好きな形に折ったり、切ったりできる折り紙をテント内で楽しんでみてもよいでしょう。軽くてかさばらなく、老若男女が楽しめるのが折り紙のよいところです。通常の折り紙やキラキラした折り紙、千代紙など、数種類を用意しておけば、個性豊かな作品が作れるでしょう。

夜の遊び

「キャンプでお泊りするから、夜も楽しく過ごしたい」という方もいるでしょう。夜におすすめの遊びを紹介します。

夜空
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焚き火やキャンプファイヤー

夜の楽しみ方の定番とも言えるのが、焚き火やキャンプファイヤーです。もちろん焚き火は日中も楽しめますが、暗闇の中で明るく揺らめく炎を眺めると、身も心も温まるでしょう。

安全に焚き火をするためには「焚き火のやり方」や「後片付けの方法」などを正しく理解しておく必要があります。「焚き火のやり方」や「後片付けの方法」について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

【関連記事】【初心者向け】焚き火のやり方をステップで紹介。準備するものや薪の選び方
【関連記事】焚き火はどう後始末する?後始末の基本や注意したいことを紹介

星空観察

雲が少ない日におすすめしたいのが、星空観察です。満天の星空や流れ星を眺めることができれば、とてもよい思い出になるでしょう。肉眼でも星は見れますが、双眼鏡や小型望遠鏡があれば、星の美しさをより感じることができます。星空を撮影したい場合は、カメラの設定方法を事前に確認しておくとよいでしょう。

花火

大人も子どもも楽しめる夜の遊びの定番と言えば、花火です。夏はもちろん、しっかり防寒をすれば一年中楽しめますよ。手持ち花火や線香花火、吹上花火などが入った花火セットを持っていきましょう。火事が起きないよう、しっかりと後片付けをする必要があります。

焚き火を楽しみたいときは、薪や道具を用意しよう

キャンプ遊びの一つである「焚き火」をするためには、薪や焚き火台などが必要です。焚き火をする際は、以下の7点を用意しましょう。

●焚き火台
●焚き火シート
●薪
●革製グローブ
●火ばさみ(薪用トング)
●着火剤/着火用ライター
●火消し壷

この他、焚き火用タープやアウトドアチェア、焚き火テーブルなどもあると便利です。焚き火に必要な道具や選び方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】焚き火に必要なもの13選!必需品&あると便利な道具、焚き火の際の注意点などをご紹介

薪の購入は通販サイトがおすすめ

焚き火に必要なものの中でも特に重くてかさばるのが、薪です。ホームセンターやアウトドアショップなどでも購入できますが、「重い薪を家まで運ぶのが大変」という方には、通販サイトをおすすめします。

長野県の齋藤木材工業株式会社が運営する「森の中ストア」では、長野県産のカラマツ100%で作った薪を扱っています。森の中ストアの薪は、人工乾燥を行い含水率10%程度まで乾燥させた薪です。

煙がほとんど出ず、焚き付けが苦手な人や初心者でも容易に着火することができます。丸太の最外層のみを使用しており木の密度が高いため、同じ針葉樹のヒノキやスギに比べて燃焼時間が長いことも特徴です。

用途に合わせて25cmと35cmの2種類から薪のサイズを選べるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

キャンプ遊びや道具選びの注意点

キャンプ遊びを楽しむ際や、遊び道具を選ぶ際の注意点を紹介します。

火傷やケガ、火事に気をつける

キャンプに限らず、遊びには危険がつきものです。遊んでいるときに火傷・ケガをしてしまったり、火事を起こしてしまったりしては、キャンプが悲しい思い出となってしまうでしょう。そのため、火傷やケガ、火事には十分注意する必要があります。

具体的には、「焚き火中は、子どもから目を離さない」「水辺で遊ぶ際は、ライフジャケットを着用する」「焚き火や花火をした後は、確実に消火する」といった点に注意しましょう。

キャンプ場のルールを守る

キャンプ場によっては、「花火は禁止」「人と接触する危険のある遊び道具は使用禁止」といったように、できる遊びや使える遊び道具に関するルールを設けているところもあります。周囲に迷惑をかけたり、キャンプ場の方に注意されたりといったことがないよう、キャンプ場のルールを厳守しましょう。

「事前にホームページを確認し、ルールを把握しておく」「チェックインする際の説明をしっかり聞く」といった心がけが大切です。

いくつかの遊びを考えておく

キャンプ中には、「子どもが遊びに飽きてしまう」「急な天候悪化で、予定していた遊びができなくなる」ということも少なくありません。こうした状況に備え、いくつかの遊びを考えておくとよいでしょう。

大人も子どもも、みんなでキャンプ遊びを楽しもう

定番の遊びから最新の遊びまで、大人も子どもも楽しめるキャンプ遊びを20種類紹介しました。キャンプ遊びを楽しむ際や遊び道具を選ぶ際には、「火傷やケガ、火事に気をつける」「キャンプ場のルールを守る」「いくつかの遊びを考えておく」ことが大切です。今回の記事を参考に、みんなでキャンプ遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。