【初心者向け】ファミリーキャンプに必要な持ち物とは?必需品からおすすめアイテムをご紹介

【初心者向け】ファミリーキャンプに必要な持ち物とは?必需品からおすすめアイテムをご紹介

家族での時間を楽しめるファミリーキャンプ。初めてのキャンプを快適に過ごすためにはどのようなキャンプ用品を揃えたらよいのかと悩む方もいるのではないでしょうか。今回はキャンプ初心者の方に向けて、ファミリーキャンプに必要な持ち物や選び方、ファミリーキャンプを楽しむコツについてご紹介します。

ファミリーキャンプに必要な持ち物とは?

ファミリーキャンプは、自然に囲まれながら家族の時間を過ごせる素敵なアクティビティです。快適な時間を過ごすためにも必要な持ち物を揃え、しっかり準備することが大切。ファミリーキャンプにおいて必要な持ち物のカテゴリは、大きく2つに分けられます。1つはファミリーだけでなくソロキャンプやグループキャンプにも共通する「基本の持ち物」。もう1つはファミリーキャンプならではの「ファミリーキャンプに必要な持ち物」です。

キャンプの必需品!基本の持ち物

まずはキャンプの必需品となる基本の持ち物をご紹介します。

テント・タープ

テントはキャンプにおける必需品です。ファミリーキャンプで使用するテントを選ぶ際は、家族全員+1人分の広さを目安に検討することをおすすめします。テントの収容人数と家族の数がピッタリだと、のびのびと過ごせないだけでなく荷物置き場にも困る可能性があります。また設営のしやすさも選ぶときのポイントの一つです。

ファミリーキャンプでは、テントに加え、タープの準備もおすすめ。開放的なリビングスペースが確保できるだけでなく、日除けにもなり熱中症対策にも有効と考えられます。またテントやタープを準備する際に欠かせないのが、ペグやペグハンマーといった設営道具です。こちらも忘れずに準備しましょう。

テーブル・チェア

キャンプでは、食事をはじめ、ゲームなどのアクティビティ、焚き火を囲んでのおしゃべりなど、ゆったりとした時間を過ごす際にテーブルやチェアが必要です。ファミリーキャンプでは、家族の人数に合ったサイズのテーブル、人数分のチェアを用意しましょう。テーブルとチェアは、いずれもコンパクトに折りたためるタイプのものがおすすめです。

食器・調理器具・ゴミ袋

キャンプ料理はキャンプの醍醐味の一つです。料理を楽しむなら食器や調理器具は必需品。料理をする際に必要なアイテムは、以下の通りです。

  • 食器、カップ、カラトリー(スプーン、フォーク)
  • コンロ、バーナー、焚き火台
  • 燃料(薪、済、着火剤、ガスカートリッジ)
  • 鍋、フライパン
  • 包丁、まな板
  • 食材、飲料、調味料

また後片付けでは、以下のアイテムが活躍するでしょう。

  • 洗剤、スポンジ
  • ふきん、キッチンペーパー
  • ゴミ袋

なお、焚き火を用いて料理を楽しみたい場合は、網や鉄板、火ばさみやトングなども用意しましょう。焚き火に使う薪や炭といった燃料はキャンプ場で購入できる場合もありますが、事前に通販で購入しておくことをおすすめします。

長野県にある齋藤木材工業株式会社では、信州産のカラマツ100%で作った薪を販売しています。焚き火に慣れていない人でも簡単に着火ができ、扱いやすい薪です。この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

寝具(シュラフ、マットまたはコット)

シュラフ(寝袋)やマットなどの寝具は、泊まりのキャンプにおいて大切なアイテムです。ファミリーキャンプでは、布団に近い寝心地の封筒型のシュラフがおすすめ。連結すれば家族みんなで寝ることができます。

シュラフがあれば、マットはなくても問題ないと思われる方もいるかもしれません。しかし、テントの上に直接シュラフで寝ようとしても、地面のゴツゴツさや底冷えによりなかなか寝付けないということもあります。マットもしくはコットを用意した上で、快適なシュラフで睡眠時間を確保しましょう。

ランタン・ライト

image by Vladimir Fedotov on Unsplash

ランタンやライトも泊まりのキャンプでは、基本の持ち物の一つになります。暗くなった時間帯において、料理の際の手元を照らしたり、キャンプの雰囲気を作ったりしてくれます。また防犯の意味でもランタンやライトは必要といえるでしょう。ファミリーキャンプにおいては、LEDを光源とするLEDランタンがおすすめです。電気を使用しているので、やけどや一酸化炭素中毒の心配がありません。

ポータブル電源

ポータブル電源とは、携帯用の蓄電池のことです。家庭のコンセントと同じAC100V電源を出力することが可能なので、普段の生活で使用している家電をキャンプにおいても使うことができます。ポータブル電源は、LEDライトのバッテリーや電気ストーブなどの防寒対策、料理など幅広いシーンで活躍し、キャンプの楽しみ方を広げてくれるアイテムです。

救急セット・虫除けスプレー

自然の中で過ごすキャンプでは、虫刺されをはじめ、ケガを負う、予期せぬ体調不良に見舞われるなどの可能性があります。特にファミリーキャンプでは、大人よりも子どものケガや体調不良のリスクが高まります。万が一に備えて虫除けスプレーや救急セットを準備しておきましょう。

雨具・防寒具

雨具や防寒具も基本の持ち物にあたります。キャンプ場では急な天候の変化が予想されます。そこで雨に備えてカッパなどの雨具を用意しておくことをおすすめします。季節によっては雨が降ることで気温が下がり、体が冷えてしまうことも考えられますので、防寒具として上着やひざ掛けなどを用意しておくとよいでしょう。

ファミリーキャンプに必要な持ち物

ここでは「基本の持ち物」に加え、ファミリーキャンプならではの必要な持ち物をご紹介します。

おもちゃ

子どもと一緒に楽しむファミリーキャンプでは、おもちゃを用意しておくことも必要です。例えば、虫取り網や釣具といった外遊びの道具やトランプなどの室内用の遊び道具があるとよいでしょう。日中は自然の中で思いきり遊び、夜は家族でカードゲームを楽しむといったこともファミリーキャンプの醍醐味といえます。またおもちゃがあることで、テントの設営時など、子どもと別の行動をしたい時間もカバーできます。

多めの着替え・おむつ

多めの着替えやおむつは、ファミリーキャンプにおいて必須な持ち物です。水遊びや泥遊び、あるいは遊びを通して子どもが大量の汗をかくことも予想されます。着替えを多めに持っていくことで、安心して子どもを自然の中で遊ばせることができるでしょう。服だけでなく、水遊び用のサンダルなども用意しておくこともおすすめです。

保険証・母子手帳

子どもと一緒に自然の中で過ごすことは、さまざまな楽しみがある反面、ケガや急な体調不良も考えられます。万が一に備えて、救急セットだけでなく保険証や母子手帳を持参しておくと安心です。

アウトドアワゴン(キャリーワゴン)

ファミリーキャンプでは、テントなど大型の荷物があるほか、人数の分だけ持ち物も増えます。荷物の運搬には、アウトドアワゴン(キャリーワゴン)があると便利です。ただし、サイトに車が横付けできるオートキャンプ場では、車から直接荷下ろしができるので、アウトドアワゴンの必要はないかもしれません。準備をするときは、駐車場と区画サイトが離れている場合など、行きたいキャンプ場に合わせて検討するとよいでしょう。

ファミリーキャンプに必要なものを揃えるときのポイント

ファミリーキャンプに必要なものを揃えるときのポイントとして「性能」「収納」「レンタル」の3点が挙げられます。

ポイント①性能

家族全員が快適にキャンプを楽しむためには、持ち物の性能が大切なポイントになります。一口に性能といってもさまざまな種類があるので迷ってしまいますよね。これからファミリーキャンプを楽しみたい方におすすめしたいのは、有名なメーカーの人気商品を選ぶことです。その名をよく聞くアウトドアメーカーから発売されている商品は、品質に優れており長期間使用可能、失敗するリスクが低いというメリットがあります。口コミサイトやアウトドアショップで使い勝手を確かめながら購入するのもよいでしょう。

ポイント②収納

キャンプに必要な持ち物を揃える上で収納もポイントの一つです。車の積載量を考慮し、コンパクトに折りたためるものや軽量な商品を選びましょう。車の積載量によっては、キャンプ場で受け取り・返却ができるレンタルサービスを利用することもおすすめします。

ポイント③レンタル

キャンプに必要な持ち物は、必ずしも全てを購入する必要はありません。キャンプ場によっては、テントをはじめ、さまざまなアイテムのレンタルを行っている施設もあります。レンタルで使ってみた商品を購入することもまたキャンプの楽しみ方の一つではないでしょうか。レンタルサービスを上手に活用してファミリーキャンプを快適に過ごしましょう。

ファミリーキャンプを楽しむコツ

最後にファミリーキャンプを楽しむコツについてご紹介します。

子どもと一緒に楽しむことを大切にする

ファミリーキャンプでは、子どもと一緒に楽しむことを大切にしましょう。テントの設営や料理など、つい大人が中心となって準備を進めがちですが、子どもにもできる作業を手分けすることで、準備の時間から一緒にキャンプを楽しむことができます。

事前のシミュレーションや代替案を用意する

自然の中で過ごすキャンプでは、予定通りにいかない、あるいは予想外のことが起きる可能性があります。事前にどのようなことが起こるかシミュレーションし、備えておくことはファミリーキャンプにおいて大切なことです。

特にキャンプ場を予約する際、配置図を確認してトイレやシャワー、管理棟までの動線をシミュレーションしておくことは、子どもが急にトイレに行きたいと言い出しても対応できる策の一つといえるでしょう。また、突然の雨で外遊びができなくなったときに備えて、テントでできるゲームなど代替案を用意しておくこともおすすめします。

緊急時に備えて近隣の医療機関を調べる

ファミリーキャンプに必要な持ち物の中でも保険証と母子手帳をご紹介したように、キャンプではケガや急な体調不良は十分にあり得ます。万が一に備え、キャンプ場周辺の医療機関について調べておくことをおすすめします。なお、救急車を呼ぶか迷った際は、「#7119(救急安心センター事業)」に連絡をして相談しましょう。

参考:総務省消防庁『救急安心センター事業(♯7119)をもっと詳しく!

必要な持ち物を揃えてファミリーキャンプを楽しもう

家族での時間を自然の中で過ごせるファミリーキャンプ。思い出に残るキャンプにするためにも、必要な持ち物をしっかり揃えましょう。キャンプにおける基本の持ち物だけでなく、子ども連れだからこそ必要なものもあります。今回ご紹介したアイテムを参考に、必要な持ち物を揃え、ファミリーキャンプを楽しみましょう。