「森林サービス産業」フォーラム2022、3月にオンライン開催

「森林サービス産業」フォーラム2022、3月にオンライン開催

林野庁・Forest Styleネットワーク事務局・公益社団法人国土緑化推進機構・株式会社さとゆめで構成する「森林サービス産業」フォーラム実行委員会は2022年2月14日、「森林サービス産業」フォーラム2022を、同年3月1日(火)にオンラインにて開催すると発表しました。同フォーラムでは、多様な分野で森林空間の利活用を進める「森林サービス産業」のモデル地域等における取り組みの成果が紹介されるほか、「日本健康会議」新宣言に森林空間の活用がどのように貢献できるかが議論されるとのことです。

山村の活性化に向けて、関係人口の拡大を目指す「森林サービス産業」を推進

山村の活性化に向けた「関係人口」創出/拡大のため、森林空間を健康・観光・教育等の多様な分野で活用する「森林サービス産業」への注目が高まっています。こうした中、令和2年度から林野庁補助事業により、企業の健康経営に貢献するプログラム開発やエビデンス取得等を行う「森林サービス産業」モデル事業(健康経営)がスタート。

モデル地域では、自治体や地域事業者と企業・医療保険者等が連携して、心と身体の健康づくり・社員研修・ワーケーション等で、多角的に企業の健康経営に貢献する新たなプログラム開発や人材育成の試みがなされています。

森林サービス産業の目指す姿

これらの取り組みは、2021年10月に開催された「日本健康会議」において採択された「健康づくりに取り組む5つの実行宣言」にも合致。本宣言では、高齢者が急増する一方、若者が減っていく人口減少社会に直面する日本において、一人ひとりが健やかに生活できる社会をつくっていくための施策として、地域づくり・まちづくりと一体になった“健康づくり”が求められています。

こうした背景から、同フォーラムでは令和3年度の「森林サービス産業」モデル地域等における取り組みと、森林空間を活用したプログラムがもたらす効果を示すエビデンスを紹介するとともに、「日本健康会議」新宣言に「森林サービス産業」がどのように貢献できるのかを議論する内容となっているとのこと。オンラインで開催されるので、各地からの参加を募っているそうです。

森林サービス産業の推進に向け、モデル地域の取り組み等を紹介

同フォーラムのプログラムは以下の通りです。

《第1部》令和3年度「森林サービス産業」モデル事業(健康経営) 報告

13:30〜【1】開会挨拶・趣旨説明 (林野庁)
13:35〜【2】はじめに
 『「森林サービス産業」の創出・推進に向けて』(林野庁)
13:50〜【3】令和3年度「森林サービス産業」モデル地域(健康経営)報告

(1)静岡県富士宮市
富士山ヘルスツーリズムの実施内容&心理・生理指標エビデンス報告
・NPO法人猪之頭振興協議会
・高山 範理((国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所 上席研究員)

(2)長野県飯山市
森林セラピー及び健康増進プログラムの睡眠に対する効果
・(一社)信州いいやま観光局
・木村 理砂(Momo統合医療研究所 所長、医師、医学博士)

(3)兵庫県宍粟市
国有林におけるセラピーバイク体験と脳波感性値の変化
・(公財)しそう森林王国観光協会
・落合 博子(国立病院機構東京医療センター 形成外科科長、医師)

登壇者

《第2部》「日本健康会議」新宣言に対応した「森林サービス産業」の提案

15:40〜【4】キーノートスピーチ
「日本健康会議」新宣言に対応した「森林サービス産業」への期待」
安藤 伸樹(全国健康保険協会(協会けんぽ) 理事長、日本健康会議 実行委員)

登壇者

15:50〜【5】概要報告「日本健康会議」新宣言に対応した「森林サービス産業」
高山 範理((国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所 上席研究員)

16:10〜【6】事例報告「日本健康会議」新宣言に対応した「森林サービス産業」の実例
(1)森林セラピー基地・ロードにおける実例
春日 未歩子((NPO)森林セラピーソサエティ 理事)
(2)クアオルト健康ウォーキング実践地における実例
大城 孝高(日本クアオルト研究機構)

登壇者

16:40〜【7】パネルディスカッション
「日本健康会議」新宣言に対応した「森林サービス産業」の提案
[進行]宮林 茂幸(東京農業大学客員教授)
[登壇]田中 克俊(北里大学大学院 医療系研究科 教授)、第2部登壇者

登壇者

17:15〜【8】 閉会・インフォメーション
17:20〜 グループ相談会(Zoom参加者のみ)
※ブレイクアウトルームで、発表者と参加者が情報交換する場を設定します。

フォーラム概要・申し込み方法

【日時】2022年3月1日(火)13:30~17:15
【参加費】無料
【参加方法】Zoom、YouTube
【主催】「森林サービス産業」フォーラム実行委員会
(構成団体)林野庁、Forest Styleネットワーク事務局、(公社)国土緑化推進機構、(株)さとゆめ
【対象】Zoom参加(定員300名)
森林サービス産業 モデル地域・準モデル地域、森林サービスの利用に関心があり、グループ相談会に参加したい「Forest Styleネットワーク」会員、企業・医療保険者、森林サービス産業推進地域・パートナー
【YouTube参加】
一般、傍聴のみ希望の 「Forest Styleネットワーク」会員、森林サービス産業推進地域・パートナー

参加には、以下の申込フォームから申込みが必要。
https://bit.ly/3HQ43sm

申込締切:2022年年2月28日(月)
※定員になり次第締め切り

《イベントHP》 https://www.green.or.jp/event/fs_forum2022/