竹の「おが粉」をアップサイクルした焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」を発売開始

竹の「おが粉」をアップサイクルした焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」を発売開始

アロマ・フレグランス商品を多く手がけるGRASSE TOKYO株式会社は2021年6月24日、廃材になる竹の「おが粉」をアップサイクルした焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」を同年8月初旬より新発売すると発表しました。あわせて第32回「国際文具・紙製品展(通称:ISOT)」に出展するということです。

着火剤

製造時に出るロスや廃材も活用した環境にやさしい商品開発への想いがきっかけ

GRASSE TOKYOは、母体であるキャンドルメーカーの東洋工業株式会社のフレグランス部門が独立して設立されました。同社はアロマ・フレグランス雑貨の製造時に出るロスや廃材を活用した、環境にやさしい商品の開発を検討しており、その中で生まれたのが今回の焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」です。母体メーカーのキャンドル製造技術を活かして開発を進め、原料である竹の「おが粉」には生分解性の高い「国内精製パラフィンワックス」を含侵させることで、火付け時から安定した燃焼を得られるといいます。

着火剤は、竹のおが粉をアップサイクルしたエシカル商品

同商品は、同社が販売しているリードディフューザー(アロマ芳香剤)の竹製リードスティックを製造する際に廃材として出る竹の「おが粉」を使用した、アップサイクル商品です。「資源として生まれ変わらせることでゴミを減らす」エシカルな商品化を実現させています。

また、竹林を健全な状態に整備するために必要な「間伐」で発生する端材やおが粉を活用することで、可燃ごみを焼却する際に発生する二酸化炭素の排出量も抑えています。今後は、竹林整備で間伐された竹や、製品製造工程で出たおが粉も活用していく考えです。

第32回「ライフスタイルWeek夏(国際文具・紙製品展 ISOT)」に出展。株式会社相馬とのコラボ商品も発表

同社は、2021年6月30日から7月2日まで開催される「第32回 ライフスタイルWeek夏(国際文具・紙製品展 ISOT)」にて当商品を展示するということです。同時に、紙製品を扱う株式会社相馬とのコラボレーション商品として「ファイヤースターター TAKENOKO(タケノコ)×紙の落とし」も発表するとしています。

「紙の落とし」とは、紙を裁断する際に裁ち落とした「端材」や、伝票・タグの生産で穴あけをする過程で出る「丸い部分」などのこと。TAKENOKOに混ぜ合わせ、大量にでる紙加工時の廃材を着火剤の原料にアップサイクルしたということです。

通常であれば可燃ごみとして廃棄されてしまうものも、環境に負荷の少ない廃材であればTAKENOKOと混ぜることで着火剤に加工することが可能であるといいます。同社は、当展示会を通じて新たな素材とのコラボレーションにも取り組んでいく考えです。

商品ラインナップ

同社で発売する着火剤の商品ラインナップは次の通りです。

「ファイヤースターター TAKENOKO(タケノコ)/15個入り」 990円(税込)

ファイヤースターター

「ファイヤースターター TAKENOKO(タケノコ)×紙の落とし 15個入り」 990円(税込)

ファイヤースターターと紙の落とし