【初心者向け】キャンプにおすすめの時期はいつ?季節ごとの楽しみ方と注意点をご紹介
最近キャンプを始めた方、あるいはこれから始めたいと思っている方の中には「キャンプにおすすめな時期はいつだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、初心者が始めるのにぴったりなのは春です。しかし、キャンプは通年ででき、四季それぞれに魅力が詰まっています。
今回は春夏秋冬、それぞれのキャンプの楽しみ方と注意点をまとめました。あわせて、キャンプに必要な持ち物もご紹介していますので、参考にしてみてください。
Contents
キャンプができる時期はいつ?
夏のイメージが強いキャンプですが、実は一年中楽しむことができるアウトドアアクティビティです。ただし、季節によって必要な道具、あるいは備えておくべき知識が異なりますので、楽しみたい季節に合わせて必要なものを準備しましょう。
キャンプ初心者におすすめの季節は春!
一年中楽しむことができるキャンプ。しかし、これからキャンプを始めるというキャンプ初心者の方には、3月~5月の春キャンプがおすすめです。過ごしやすい気温であることに加え、虫も少ないため、初めてキャンプをするにはぴったりの季節といえるでしょう。
【季節別】キャンプの楽しみ方と注意点
ここからは、季節別にキャンプの楽しみ方と注意点についてご紹介していきます。
春キャンプ|3月~5月
まずは、春キャンプの楽しみ方と気をつけたいポイントについてまとめました。3月から5月にかけては、あたたかな日差しの中でキャンプを楽しめます。
お花見を楽しもう!春キャンプ
お花見ができるのは、春キャンプならではの醍醐味。桜の時期のあとには、気持ちのいい新緑の季節が訪れ、爽やかな気分でキャンプを楽しめます。蚊やハエなど、夏に活発な虫がまだ少ないのも嬉しいポイント。過ごしやすい気温の日が続くので、快適にキャンプを楽しめることでしょう。
寒暖差に注意!春キャンプ
春キャンプにおける注意点としては、寒暖差と花粉症があります。日中は過ごしやすい気温になりますが、朝晩での寒暖差が大きいのもまた春の気温の特徴といえます。日によっては夏日になるほど暑くなることもあるので、体調管理には十分に気をつけましょう。
また、花粉症がある方も春キャンプでは注意が必要です。春の花粉症の主な原因とされるスギやヒノキは、それぞれ花粉の飛散時期のピークが異なります。薬を飲むといった対策はもちろんのこと、花粉の飛散時期と体調を照らし合わせておでかけの日程を検討することをおすすめします。
夏キャンプ|6月~8月
キャンプのハイシーズンである夏。6月から8月にかけては夏キャンプとしてさまざまなアクティビティが楽しめます。
アクティビティを楽しもう!夏キャンプ
夏キャンプといえば、大人も子どもも川や湖、海などで心置きなく遊べる水辺でのアクティビティが魅力の一つです。また夜になると涼しく過ごしやすい気温になることから、焚き火も楽しめること間違いなし。夏の星空のもと、揺らめく焚き火の炎に癒やされる。そんな贅沢なひとときを過ごせるでしょう。
7月~8月には、祝日やお盆があることから、連泊しやすいのも夏キャンプのメリットです。
暑さと虫に注意!夏キャンプ
楽しい夏キャンプですが、暑さと虫、紫外線には十分気をつけましょう。森林の中、あるいは海沿いなどさまざまなキャンプ場がありますが、自然の中で過ごす以上、暑さや紫外線、虫対策は必須です。帽子や日焼け止め、虫よけスプレーなどを必ず用意しておきましょう。
なお、夏はキャンプのハイシーズンです。施設によっては特別価格になっているキャンプ場も多くありますので、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
秋キャンプ|9月~11月
キャンプの人気シーズンでもある秋。9月から11月に楽しめる秋キャンプのメリットと注意点をまとめました。
紅葉を楽しもう!秋キャンプ
春キャンプがお花見を楽しめるのに対し、秋キャンプでは紅葉を楽しむことができます。また花粉や虫が少なく、「行楽の秋」といわれるほど過ごしやすいのも魅力の一つ。さらに「食欲の秋」ということで、焼き芋やおいしい焚き火料理などキャンプ飯を存分に味わうことができるでしょう。
日没時間に注意!秋キャンプ
秋は徐々に日が短くなっていくため、日没時間への注意が必要です。また春キャンプと同様に朝晩は寒暖差がありますので、寒さ対策が必須となります。
さらに台風のシーズンでもあることから、気候が安定しない可能性もあります。台風に関しては事前に天気予報で確認し、安全を重視して「行かない」という選択肢も視野にいれておきましょう。
冬キャンプ|12月~2月
キャンプに慣れてきたら挑戦してみたいのが冬キャンプ。楽しみもありますが、注意点もあるので事前準備をしっかり行いましょう。
焚き火を楽しもう!冬キャンプ
気温が低く、空気が澄んでいる中で行う焚き火は冬キャンプの醍醐味といえるでしょう。焚き火を楽しみつつ、おでんや鍋といったキャンプ飯で、身も心も温まる時間は冬キャンプならではですね。
空気が澄んでいるため星空も綺麗に見えること間違いなし。またキャンプ場に人が少なく、静かに過ごせるのも魅力の一つです。
寒さに注意!冬キャンプ
冬キャンプにおける注意点は、何といっても寒さです。服装はもちろんのこと、テントや寝床、暖房器具など防寒対策は必須。石油ストーブを使う場合は、テントの換気や警報機を設置するなど、一酸化炭素中毒への対策も必要不可欠です。さらにキャンプ場へ車で行く場合は、冬用タイヤへ履き替えるか、チェーンを備えて行きましょう。
キャンプは道具と知識があれば、一年中楽しむことができます。しかし、冬は中級~上級者向きの季節といえるでしょう。特に雪の降る1月や2月は雪中キャンプを楽しむ人もいますが、これは初心者にはおすすめできません。冬キャンプは、春、夏、秋のキャンプに慣れてから挑戦してみましょう。
キャンプに必要な持ち物
最後にキャンプに必要な持ち物についてご紹介します。必要に応じて購入やレンタルなどで揃え、お気に入りのギアでキャンプを楽しみましょう。
必ず用意しておきたい持ち物
キャンプにおいて必要最低限な持ち物は、以下の通りです。
- テント一式
- 寝袋(シェラフ)・マット・枕
- テーブル・チェア
- ランタン・懐中電灯
- バーナー・グリル
- 調理道具
- 食器類
- ゴミ袋・洗剤・スポンジ
- 救急セット
- 着替え
テントと寝袋は、必ず用意しておきたい持ち物。また調理器具や食器は料理をするなら必要不可欠です。ゴミが出ることも考えられますので、ゴミ袋も忘れずに持参しましょう。万が一のケガや体調不良に備えて、救急セットがあると安心ですね。
あると便利な持ち物
あると便利な持ち物は、楽しみたいキャンプスタイルによって異なります。どのようなキャンプを行いたいかを踏まえて、持ち物を揃えてみましょう。
《天候や気温の変化に対応する持ち物》
- ブランケット
- レインウェアやレインコート
《快適度がアップする持ち物》
- 充電器・ポータブル電源
- クーラーボックス
- アウトドアワゴン
季節やシーンごとに必要な持ち物についてはこちらを参考にしてみてください。
焚き火を楽しむための持ち物
キャンプで焚き火を楽しみたい場合は、以下の持ち物を揃えましょう。
- 焚き火台
- 薪または炭
- 着火剤
- バーナーまたはガストーチ
- 耐火グローブ
- 火ばさみ
- 火消し壺
- 焚き火シート
キャンプ場の中には、地面で直接火を焚く「直火」を可としている施設もありますが、多くのキャンプ場で焚き火台の使用が必須または推奨となっています。焚き火を楽しむときは、必ず焚き火台を用意しましょう。
なお、ハイシーズンはキャンプ場利用者が多く、現地で薪が手に入らないことも考えられます。焚き火に使う薪は、事前に通販で購入しておくと便利です。
長野県で上質な木材を提供している齋藤木材工業株式会社が運営する森の中ストアでは、「信州産カラマツ薪」の通信販売を行っています。しっかり乾燥させた薪で容易に着火することが可能。着火補助剤も同梱されているので、初心者でも簡単に着火できます。この機会にぜひ使用してみてください。
季節ごとのキャンプを満喫して、自分好みのスタイルを見つけよう
キャンプには、春夏秋冬、季節ごとの楽しみがあります。一年中楽しめるキャンプですが、キャンプを始めたばかり、あるいはこれから始めたいという方は、特に春、そして夏・秋のキャンプからチャレンジすることをおすすめします。季節ごとのキャンプを満喫しながら、自分好みのスタイルを探してみましょう。