有限会社nendoが、東京の木造建築の最上階にテラス「スカイフォレスト」を設置
※この記事は、有限会社nendoの取り組み(https://www.designboom.com/architecture/nendo-kojimachi-terrace-tokyo-forest-05-17-2019/)の内容をご紹介したものです。
東京のデザイン会社「有限会社nendo」は、東京の中心地である麹町のオフィスビル「kojimachi terrace」をデザインしました。建物は、人と屋外をつなぎ、自然の力を高め、労働環境を改善することを目的として設計されています。ビルの最上階には、「スカイフォレスト」という名前のテラスを設けました。
「kojimachi terrace」にある「スカイフォレスト
「kojimachi terrace」のクライアントは、横浜駅前ビルディングです。ビルの11階には、屋外をより体感できるよう、6つのバルコニーを点在させました。ドアや窓を閉めれば、簡単にミーティングスペースに早変わりします。
ビルの最上階にあるテラス「スカイフォレスト」は、オープンエアのユニークな庭園です。緑豊かなテラスは、ビルで働く従業員にとって、デスクワークから解放される、憩いの場となっています。
建物のファサードは、大きなガラス窓で覆われています。バルコニーを多く設けたことにより、室内に自然な空気を取り入れられるようになっているそうです。テラスや窓があると、外観に見苦しいレールができてしまう可能性があるとされています。そこで有限会社nendoは、美しい外観を保つために、レールと柱を木製の同じサイズで仕上げ、カモフラージュできるよう自然なグリッドに編み込みました。
外観の木材とは対照的に、内装には原石とブロンズ色のステンレスを使用。床や壁に手作業で漆喰を塗り、凹凸のある質感を表現することで、自然な質感を表現しています。インテリアの照明デザインは、外観のグリッドと同様に床や天井に向けられており、奥行きを感じることができます。ベンチやカーペット、織物でできたロゴなど、細部にまでこだわったオフィスデザインが特徴的です。
プロジェクト情報
名称: kojimachi terrace
クライアント: 横浜駅前ビルディング
場所:東京都千代田区麹町3-1
デザイン: 有限会社nendo
コラボレーター: 株式会社 IKAWAYA建築設計
【参考】https://www.designboom.com/architecture/nendo-kojimachi-terrace-tokyo-forest-05-17-2019/