【焚き火ができる場所15選】焚き火に適した場所や焚き火のマナー

【焚き火ができる場所15選】焚き火に適した場所や焚き火のマナー

焚き火ビギナーにとって、気になることの一つが「焚き火ができる場所」です。「焚き火をしたいけれど、どこでできるかわからない」「東京、埼玉、神奈川など都道府県別の焚き火スポットを知りたい」という方も多いでしょう。そこで今回は、焚き火に適した場所や、焚き火ができる場所15選などを紹介します。焚き火のマナーについても紹介していますので、併せてご確認ください。

焚き火ができる場所

焚き火ができる場所として、まず挙げられるのが、「キャンプ場」と「バーベキュー場」です。キャンプ場とバーベキュー場は焚き火の定番スポットであり、焚き火をするのに最も適した場所でしょう。

キャンプ場

キャンプ場は、火気の使用を前提とした施設です。そのため、焚き火をする際、事前に許可をとる必要がありません。施設利用料こそ必要ですが、灰・炭捨て場、水道、トイレなどの設備が整っており、テントやコテージなどでの宿泊も可能です。薪の販売や焚き火台のレンタルを行っている施設も多いため、初心者でも気軽に焚き火を楽しめます。なお、直火禁止の施設が多いため、焚き火台を持参またはレンタルしましょう。

キャンプ場での焚き火を楽しむ際のポイントについては、こちらの記事が参考になります。
【関連記事】キャンプで焚き火や薪ストーブを楽しむには?薪の種類と選び方や焚き付けのコツなど

キャンプ場
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バーベキュー場

バーベキュー場も、火気の使用を前提とした施設のため、事前の許可は必要ありません。また、キャンプ場と同様に、施設利用料がかかるものの、設備が充実しています。宿泊はできないものの、薪の販売や焚き火台のレンタルを行っている施設も多いため、日帰りで焚き火を楽しみたい場合にはおすすめです。なお、直火禁止の施設が多いため、焚き火台を持参またはレンタルしましょう。

バーベキュー
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条件次第で焚き火ができる場所

条件次第で焚き火ができる場所として挙げられるのが、「公園」「河原」「私有地」です。いずれの場合も、事前に確認が必要となります。

河原
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公園

一般的な公園は、火気の使用を禁止している場合が多いものの、公園によっては火気の利用ができる場所もあります。そのため、公園で焚き火をしたい場合には、公園の看板やHPに火気の使用に関する記載がないかを事前に確認しましょう。特に記載がない場合には、公園の管理者に確認をする必要があります。

河原

河原についても、公園と同様に、火気の使用を禁止しているところが多いものの、中には火気の利用ができる場所もあります。河原は自治体で管理しているケースが多いため、火気の使用が可能かどうか、事前に役所に問い合わせましょう。

私有地

私有地とは、個人で所有している土地のこと。土地の所有者に事前連絡し、許可を得られれば、焚き火ができます。しかし、所有者が誰なのかを調べるのが難しかったり、所有者が許可しなかったりするケースも少なくないようです。

焚き火ができない場所

焚き火ができない場所としては、「所有者・管理者の許可が下りない場所」「周囲に燃え移る可能性がある場所」「周囲に住宅がある場所」が挙げられます。これらの場所では、焚き火はできません。

所有者・管理者の許可が下りない場所

土地や施設の所有者・管理者の許可が下りない場所では、焚き火ができません。同様に、所有者・管理者が不明な場所でも、焚き火をしてはいけません。決して、無断で焚き火をしないようにしましょう。

周囲に燃え移る可能性がある場所

火が周囲に燃え移る可能性がある場所で焚き火をしてしまうと、周囲に引火し、火災が発生する危険性があります。特に、空気が乾燥する時期は、容易に火が燃え移り、消火が困難です。周囲に燃え移る可能性がある場所では、決して焚き火をしないようにしましょう。

周囲に住宅がある場所

焚き火に付きものなのが、煙です。周囲に住宅がある場所で焚き火をしてしまうと、「辺りが煙たくなる」「洗濯物に臭いが移る」という理由から、近隣住民とのトラブルになる可能性があります。場合によっては、警察・消防に通報されることも考えられます。近隣住民への配慮のため、周囲に住宅がある場所での焚き火は避けましょう。

焚き火ができる場所15選

焚き火が楽しめる、具体的な施設名を知りたい方もいるでしょう。東京、埼玉、神奈川、千葉、静岡、愛知、大阪の7都府県にある、焚き火ができる場所15選を紹介します。

【東京都】江東区立若洲公園キャンプ場

江東区立若洲公園キャンプ場は、東京都江東区にあります。区営の施設であるため、利用料金が大人(15歳以上)は日帰りで300円、子どもは日帰りで150円とリーズナブルです。直火は禁止されているため、焚き火台を持参しましょう。

施設名江東区立若洲公園キャンプ場
住所東京都江東区若洲3-2-1
アクセスJR京葉線、りんかい線 「新木場駅」下車「新木場駅」より、バスで約27分「若洲キャンプ場前」下車後、徒歩約2分
HPhttps://www.tptc.co.jp/park/03_09/camp

【東京都】郷土の森公園バーベキュー場

郷土の森公園バーベキュー場は、東京都府中市の河川敷にあります。市が運営する施設のため、利用料金は無料です。事前の予約も必要ありません。直火は禁止されているため、焚き火台を持参しましょう。

施設名郷土の森公園バーベキュー場
住所東京都府中市是政6丁目先多摩川河川敷
アクセスJR武蔵野線・南武線「府中本町」駅から、徒歩約20分JR南武線・京王線「分倍河原」駅から、徒歩約20分西武鉄道多摩川線「是政」駅から、徒歩約20分
HPhttps://www.city.fuchu.tokyo.jp/shisetu/kankyo/koen/barbecue.html

【東京都】星竹バーベキューランド

星竹バーベキューランドは、東京都あきる野市の秋川渓谷にあります。利用料金は、中学生以上500円、小学生以下300円とリーズナブルです。駐車場には、約60台駐車可能。近くに河原があるため、子ども連れに人気の施設です。直火は禁止されているため、焚き火台を使用しましょう。

施設名星竹バーベキューランド
住所東京都あきる野市乙津77
アクセスJR五日市線「武蔵五日市駅」から、車で約10分
HPhttps://tokuraresort2018.web.fc2.com/

【東京都】キャンピングガーデン「モク」

キャンピングガーデン「モク」は、東京都檜原村にあります。デイキャンプの場合、駐車料は1日1台500円、入場料は大人300円、3歳までの子どもは200円です。近くには河原があるため、川遊びも楽しめます。子ども連れのキャンパーも安心して利用できる、ファミリー客メインのキャンプ場です。

施設名キャンピングガーデン「モク」
住所東京都西多摩郡檜原村1111
アクセス「南郷」バス停から、徒歩約3分JR五日市線「武蔵五日市駅」から、車で約28分
HPhttps://hinohara-kankou.jp/spot/moku/ (檜原村観光協会公式HP)

【東京都】タカオネ

タカオネは、東京都八王子市にあるホテルです。ホテルの中庭で、焚き火を楽しむことができます。レンタルのアウトドアチェアや焚き火テーブル、焚き火台などをセットにした「焚き火セット」を800円で利用可能。焚き火のやり方が書かれた冊子を配布しているため、焚き火ビギナーでも焚き火を満喫できます。

施設名タカオネ
住所東京都八王子市高尾町2264
アクセス京王高尾線「高尾山口駅」から、徒歩約1分
HPhttps://takaone.jp/hotel/experience/bonfire/

【埼玉県】智光山公園キャンプ場

智光山公園キャンプ場は、埼玉県狭山市の智光山公園内にあるキャンプ場です。利用料は、通常のキャンプサイトが4,500円(市内使用者は3,000円)、ソロキャンプサイトが3,000円(市内利用者は2,000円)などとなっています。場内のかまど・キャンプファイアーサークルを除いては、直火が禁止されているため、焚き火台を持参しましょう。

施設名智光山公園キャンプ場
住所埼玉県狭山市柏原561
アクセス西武新宿線「狭山市駅」下車「狭山市駅」西口よりバスで約20分、終点「智光山公園」下車すぐ
HPhttps://www.parks.or.jp/chikozan/guide/002/002600.html

【埼玉県】さいたま桃月園キャンプ場

さいたま桃月園キャンプ場は、埼玉県さいたま市にあります。さいたま市の市街地からのアクセスが抜群によく、焚き火台やアウトドアチェアなどレンタルグッズが充実しているため、焚き火やキャンプを近場で手軽に楽しみたい方に好評の施設です。焚火台1台につき、2,000円で薪が使い放題になります。利用料金は、施設利用料が大人(中学生以上)1,000円、子ども(小学生以上)500円、区画サイトが1区画あたり3,000円からです。

施設名さいたま桃月園キャンプ場
住所埼玉県さいたま市西区西遊馬3131
アクセスJR埼京線「指扇駅」から、徒歩約17分
HPhttps://saitama-tougetsuen-camp.com/

【埼玉県】ケニーズ・ファミリー・ビレッジ

ケニーズ・ファミリー・ビレッジは、埼玉県飯能市にあるファミリー向けのオートキャンプ場です。キャンプ場には名栗川が流れており、夏限定で川を利用した天然プールも楽しめます。直火は禁止されているため、焚き火台を用意しましょう。焚き火台やイス・テーブル、調理器具などをレンタルできます。利用料金は、施設利用料が大人(中学生以上)880円、子ども(1歳~小学6年生)440円、一般サイトが日帰りで2,310円からなどとなっています。

施設名ケニーズ・ファミリー・ビレッジ
住所埼玉県飯能市上名栗3196
アクセス圏央道「青梅IC」から、車で約40分圏央道「狭山日高IC」から、車で約40分
HPhttps://www.kfv.co.jp/

【神奈川県】BOSCO Auto camp base

BOSCO Auto camp baseは、神奈川県秦野市にあるキャンプ場です。自然豊かな環境の中、焚き火やキャンプ、川遊びなどを楽しめます。直火は禁止されているため、焚き火台を用意しましょう。焚き火台やテント、ハンモックなどをレンタルできます。利用料金は、日帰りデイキャンプ1台用(6名まで)が3,540円から、オートキャンプ1台用(6名まで)が5,100円からなどとなっています。

施設名BOSCO Auto camp base
住所神奈川県秦野市丹沢寺山75
アクセス東名高速道路「秦野中井IC」から、車で約40分
HPhttp://www.moroto.co.jp/bosco/

【神奈川県】なみのこ村

なみのこ村は、神奈川県小田原市にあるオートキャンプ場です。海沿いにあるため、焚き火やキャンプの他、磯釣りやダイビングも楽しむことができます。都心や神奈川県内からのアクセスが抜群によいのも嬉しいポイント。利用料金は、入村料が大人(中学生以上)800円、子ども(4歳~小学6年生まで)500円、駐車料が1泊4,300円、デイキャンプ2,800円などとなっています。

施設名なみのこ村
住所神奈川県小田原市根府川161
アクセスJR東海道本線「根府川駅」から、徒歩約10分西湖バイパス「石橋IC」から、車で約10分
HPhttps://www.naminokomura.jp/index.html

【千葉県】TAKIVILLAGE

TAKIVILLAGEは、千葉県いすみ市の高台にあるキャンプ場です。敷地内は木々に囲まれており、外の光が入らないため、晴天時には満点の星を見ることができます。直火は禁止されているため、焚き火台を用意しましょう。焚き火台やテーブル、チェアなどのレンタル、薪の販売、火起こしやテント張りなどのサポートがあるため、初心者でも安心して焚き火やキャンプを楽しめます。利用料金は、フリーサイトが一人3,000円から、グランピングが1棟40,000円からなどとなっています。

施設名TAKIVILLAGE
住所千葉県いすみ市国府台459-2
アクセスいすみ鉄道いすみ線「国吉駅」から、徒歩約15分圏央道「市原舞鶴IC」から、車で約20分
HPhttps://takivillage-camp.site/

【千葉県】千石台オートキャンプ場

千石台オートキャンプ場は、千葉県君津市にあるファミリー・少人数向けのキャンプ場です。千葉県最大の亀山ダム(亀山湖)近くに位置し、川遊びや山遊びも楽しめます。キャンプ場内では、薪や着火剤、着火ライターなどを販売。利用料金は、オートキャンプが1区画5,000円から、デイキャンプが大人500円、子ども300円などとなっています。

施設名千石台オートキャンプ場
住所千葉県君津市黄和田畑2245-16
アクセス圏央道「木更津東IC」から、車で約55分
HPhttps://www.1059dai.com/

【静岡県】NELO gotemba

NELO gotembaは、静岡県小山町にあるキャンプ場です。富士山の麓にあるため、天気が良い日には富士山を一望できます。東名高速道路からのアクセスがよく、レンタルグッズも豊富なため、初心者にもおすすめ。焚き火台やテーブル、イス、調理器具などがレンタルできます。キャンプ場の受付では、薪や着火剤などを販売。利用料金は、デイキャンプ5時間プランが1サイト2,200円(大人2名までの料金)、デイキャンプ8時間プランが1サイト3,300円(大人2名までの料金)などとなっています。

施設名NELO gotemba
住所静岡県駿東郡小山町新柴字道端672-1
アクセス東名高速道路「足柄スマートIC」から、車で約5分東名高速道路「御殿場IC」から、車で約10分
HPhttps://challengeoutdoor.co/nelogotemba/

【愛知県】アウトドアガーデンいなぶ

アウトドアガーデンいなぶは、愛知県豊田市の山里にある全天候型のBBQ・キャンプ場です。焚き火は、キャンプサイトですることができます。焚き火台やテントなどのレンタル、薪の販売などをしているため、初心者でも気軽に焚き火やキャンプを楽しめます。利用料金は、高校生以上1,000円、小学生・中学生500円などとなっています。

施設名アウトドアガーデンいなぶ
住所愛知県豊田市稲武町日影ゾレ3-1
アクセス猿投グリーンロード「力石IC」から、車で約45分東海環状自動車道「豊田勘八IC」から、車で約45分
HPhttps://www.oinabu.net/

【大阪府】自然の森 ファミリーオートキャンプ場

自然の森 ファミリーオートキャンプ場は、大阪府能勢町にあります。大阪市内から1時間ほどでアクセス可能で、利用客の約8割がファミリーキャンパーです。焚き火台を使っての焚き火のほか、指定の場所であれば直火も可能。薪やキャンプ用品の販売・レンタルがあります。利用料金は、日帰り利用の入場料が大人(高校生以上)700円、子ども(3歳~中学3年生)600円、一泊二日利用の入場料が大人(高校生以上)1,050円、子ども(3歳~中学3年生)630円などとなっています。

施設名自然の森 ファミリーオートキャンプ場
住所大阪府豊能郡能勢町山辺411
アクセス阪神高速「池田木部IC」から、車で約45分
HPhttps://shizen-no-mori.com/

焚き火のマナー

焚き火を楽しむ際には、「焚き火ができる場所」だけでなく、「焚き火のマナー」についても理解しておくことが大切です。焚き火のマナーを紹介します。

焚き火台を使用する

中には、「直火OK」のキャンプ場もありますが、多くの施設では直火を禁止しています。そのため、「直火OK」の場合を除いては、必ず「焚き火台」を使用しましょう。

なお、焚き火台の種類やおすすめの焚き火台については、こちらの記事を参考にしてください。
【関連記事】焚き火に必要なもの13選!必需品&あると便利な道具、焚き火の際の注意点などをご紹介

ゴミを燃やさない

環境への負荷を考慮し、ゴミは燃やさないようにしましょう。焚き火で出たゴミは、「キャンプ場の所定の場所に捨てる」または「袋に入れて、自宅に持ち帰る」必要があります。

炭や灰を残したまま帰らない

焚き火で出た炭・灰は、自然には還りません。環境への負荷を考え、炭・灰を残したまま帰らないようにしましょう。

【関連記事】焚き火はどう後始末する?後始末の基本や注意したいことを紹介

焚き火マナー

焚き火に必要な薪の購入は、オンラインショップがおすすめ

焚き火に必要な薪は、ホームセンターやオンラインショップなどで購入できます。薪は重いため、自宅まで配送してくれるオンラインショップを利用すると楽でしょう。また、オンラインショップには、少量から大容量まで、季節やニーズに合わせて薪の購入量を調節できるというメリットもあります。

薪の購入でおすすめのオンラインショップのひとつが、信州産カラマツ100%の薪を販売するECサイト「森の中ストア」です。

森の中ストアで販売されている薪は、長さが25cmと35cmから選択可能で、さまざまなギアやシーンで便利に利用できます。

森の中ストアの薪の特長

森の中ストアの薪は、次のような特長があります。

●脱脂乾燥を6日間実施して、安定的に含水率10%前後をキープ
●カラマツの外側にある、高密度部分を利用しているため、一般的な針葉樹の薪よりも火持ちがよい
●きちんと乾燥させているため、着火が容易で火付けに失敗しにくい
●専用の施設で乾燥させているため、自然乾燥の薪と違って保管時に虫が出ない
●建材加工技術を応用しているため、松特有のヤニがつきにくい

また、森の中ストアが取り扱う薪は、建築用の材木の製造過程で、建材として利用できずに通常は廃棄されてしまう部分を使って作られた、環境にも配慮された薪です。森の中ストアの薪を、この機会に是非お試しください。

焚き火ができる場所で、ルールを守りながら焚き火を楽しもう

焚き火をするのに最適な場所は、キャンプ場とバーベキュー場です。公園や河原、私有地で焚き火をしたい場合には、事前に確認しましょう。今回紹介した「焚き火ができる場所15選」を参考に、焚き火スポットを検討してみるとよいですね。焚き火ができる場所で、ルールを守りながら焚き火を楽しみましょう。