【GROUNDS】サステナブルコーヒーバッグ「Caffe Chapo」の卸販売を開始。“コーヒー2050年問題”への想いを込め、パッケージもリニューアル
GROUNDS合同会社は2022年7月26日、飲んだあとに脱臭剤として再利用できるサステナブルコーヒーバッグ「Caffe Chapo」について、法人向けの卸販売を開始し、あわせてパッケージをリニューアルしたと発表しました。新たなパッケージには、“コーヒー2050年問題”のロゴを印字し、問題への認知につなげる思いを込めています。
“コーヒー2050年問題”とは
現在、コーヒー業界は“2050年問題”という大きな課題を抱えています。これは、「2050年には今と同じようにコーヒーを飲めなくなるかもしれない」という問題です。世界のコーヒー消費量は年々増加しているのに対し、コーヒー(アラビカ種)の栽培地は気候変動の影響で減少し、品質の低下が懸念されています。また、生産者不足によりコーヒー自体の生産量が減少し、価格は上昇するとも言われています。国際研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ」では、コーヒー大生産国のブラジル・ニカラグアなどでは、2050年までにコーヒーの生産に適した土地の60%以上が失われると警告しています。
問題解決に向け、サステナブルコーヒーバッグの卸売りを開始
同社は、焼却処分の際の燃焼効率の悪さやその後の埋め立てによるメタンガスの発生が問題視されているコーヒーカスの廃棄量を少しでも減らし、「ずっとコーヒーが飲める世の中を実現したい」と強く願っているとのこと。“コーヒー2050年問題”の解決に向けて、サステナブルビジネスの波に乗ったビジネス展開ではなく、バリスタであるからこそできる、コーヒーの未来を考えた取り組みを推進しているということです。
今回、以前より個人向けに販売していたサステナブルコーヒーバッグ「Caffe Chapo」の卸販売をスタート。ホテルやオフィスからも注文できるようになりました。コーヒーバッグとは、紅茶でおなじみのティーバッグと同様、袋にコーヒー粉が入っているもの。マグカップにお湯を注ぎチャポチャポと揺するだけで、簡単にスペシャルティコーヒーができあがります。
<「Caffe Chapo」の卸販売について>
●最小ロット 1,000パック~(以後1,000パック単位で発注可能)
●パッケージをオリジナルデザイン※にて作成可能
※デザインについては完全データ納品。デザインの相談も受付中
卸販売の開始に伴って、商品パッケージもリニューアル。2050年問題の認知向上を目的としたオリジナルのロゴを作成し、新パッケージに印字しました。
「COFFEE2050ロゴ」は 左右の三角形がコーヒー生産者と消費者を、上の三角形がコーヒーそのものを表しており、コーヒーに関わるすべての人が向き合うべき問題であることを表現しています。また、上下の大きさの違う三角形は、砂時計をイメージしており、「この問題にはタイムリミットがあること、すでに始まっていること」を表現しています。さらに下の三角形が小さくなっているのは、コーヒー生産量の減少を表しています。
同社は、このロゴを通じ、多くの人が地球温暖化について考え、さらに“コーヒーの2050年問題”についても知るきっかけとなればと考えているそうです。
ロゴは自由にダウンロードでき、誰でも使用可能です。
ロゴダウンロードサイト:https://since-grounds.myshopify.com/pages/coffee-2050-logo
コーヒーを飲んだあとは、コーヒーバッグをそのまま靴箱やトイレなどに置くことで、脱臭剤として再利用できます。
商品の購入はこちら
https://since-grounds.myshopify.com/collections/caffe-chapo