【キャンプ初心者向け】おすすめのキャンプ道具やキャンプ場の選び方を解説

【キャンプ初心者向け】おすすめのキャンプ道具やキャンプ場の選び方を解説

いざキャンプを始めようと思っても、初心者の場合は「どのような道具を準備すればよいのか」「キャンプ場はどのように選ぶのか」分からない人も多いでしょう。今回は、キャンプに出かける前に知っておきたい情報として、キャンプの楽しみ方やキャンプに必要な持ち物と選び方、キャンプ場やサイトの種類について解説します。

初心者がまず知っておきたいキャンプの楽しみ方とは?

「キャンプ」と一口に言っても、さまざまな楽しみ方があります。まずは、キャンプ場での楽しみ方や過ごし方について見ていきましょう。

キャンプ飯

キャンプ飯
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キャンプといえば「キャンプ飯」を連想する人もいるのではないでしょうか。調理器具さえあれば、「焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる」といった全ての調理をキャンプ場で楽しめます。

飯盒(はんごう)で炊くご飯やカレーなどの定番の料理はもちろんのこと、ホットサンドメーカーを使ってホットサンドを作ったり、ダッチオーブンを使って普段はあまり作らないローストチキンなどの凝った料理に挑戦したりするのもおすすめです。そのほか、家族や友達とBBQをするのもよいでしょう。

焚き火

焚き火

焚き火をすることも、キャンプの楽しみ方の一つです。焚き火は「暖をとる」ためだけでなく、揺らぐ炎をぼんやり見つめることでリラックス効果が期待できます。また、焚き火をしながら串に刺した肉やマシュマロなどを炙るといった調理も楽めるでしょう。

【関連記事】キャンプで焚き火や薪ストーブを楽しむには?薪の種類と選び方や焚き付けのコツなど

星空鑑賞

天気が良い日は、満天の星空も楽しめます。ゆっくり空を眺めながら、普段できない話をしたり流れ星を探したりするなど、自然を感じながら特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

キャンプ星空
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アクティビティ

釣り
image by Clark Young on Unsplash

キャンプ場やその周辺で、自然を活かしたさまざまなアクティビティを楽しむこともできます。アスレチックやジップスライドのほか、ハイキングや釣りなど家族で楽しめるアクティビティが充実しているキャンプ場もあるため、探してみるとよいでしょう。また、テントサウナを楽しめるキャンプ場もありますよ。

【関連記事】【全国版】テントサウナができるキャンプ場20選。常設・持ち込み可の場所を紹介

初心者が準備しておきたいキャンプ道具とおすすめの選び方

キャンプをする場合、まずはどのような道具を準備するとよいのでしょうか。初心者が事前に揃えておきたい必須アイテムを紹介します。

キャンプの持ち物チェックリスト

キャンプに必要な道具の一覧は、以下の通りです。キャンプに出かける前のチェックリストとしてご活用ください。

□ テント一式
□ 焚き火台
□ コンロ・BBQグリル
□ テーブル
□ チェア
□ 寝袋
□ ランタン・懐中電灯
□ バーナー
□ 調理器具
(ナイフや包丁・まな板・鍋やクッカー・トングやおたまなど)
□ 食器類
□ 食材・飲み物
□ クーラーボックス
□ 着替え・タオル

このほか、焚き火をするなら「薪」や「着火剤」「火ばさみ」などの用意も必要です。夏の場合は虫よけグッズや日焼け止めクリーム、冬の場合はブランケットや使い捨てカイロ、ストーブなどもあると便利でしょう。

【関連記事】焚き火に必要なもの13選!必需品&あると便利な道具、焚き火の際の注意点などをご紹介

テントやチェア、コンロなどキャンプ場でレンタルできる道具もあるため、初心者の場合はレンタルも考慮に入れながら、少しずつ道具を揃えていくのがおすすめです。ここからは、キャンプに必要な主なアイテムの用途や選び方を見ていきます。

テント

テントはキャンプ時のリビングスペースや寝室の役割を果たす、キャンプに欠かせないアイテムの一つです。快適に過ごすためには商品の定員を確認し、利用人数に合ったサイズのテントを選びましょう。初心者であれば、高品質なテントが低価格で手に入る「エントリーモデル」がおすすめです。

また、初心者の場合は設営が簡単に行えることも選び方のポイントとなります。テントには、設営が簡単な「自立式」と、コツが必要となる「非自立式」があります。形や機能の異なるさまざまなテントがありますが、自立式の「ドームタイプ」や「2ルームテント」は、比較的設営が簡単なためおすすめです。そのほか、設営時に必要な「ペグ」や「ロープ」がテントと一緒に付属されているかも、併せて確認するとよいでしょう。

焚き火台

多くのキャンプ場では、環境保護や火事の危険を防ぐ観点から直火での焚き火が禁止されています。焚き火をするなら、焚き火台の用意も必要です。焚き火台は、使用人数に合ったサイズのものを選ぶとよいでしょう。焚き火をする際には、薪や着火剤、グローブや火ばさみなども必要になります。

【関連記事】【初心者向け】焚き火のやり方をステップで紹介。準備するものや薪の選び方

焚き火をする際に必要な薪を買いに行く時間がない場合、通販サイトの利用が便利です。長野県の齋藤木材工業株式会社が運営する「森の中ストア」では、長野県産のカラマツ100%で作った質の高い薪を扱っています。

森の中ストアの薪は、人工乾燥を行い含水率10%程度まで乾燥させた薪のため、容易に着火することが可能です。初心者でも、安心してキャンプを楽しむことができるでしょう。

用途に合わせて25cmと35cmの2種類から薪のサイズを選べます。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

テーブル

テーブルがあると、より居心地のよいキャンプ空間が作れます。チェアに座りながら食事を楽しめる「ハイタイプ」とテント内でも使える「ロータイプ」があるため、使用シーンに合わせて選ぶのがおすすめです。

近年は、キャンプだけでなく自宅で使えるようなデザインのテーブルも増えてきています。キャンプ用のテーブルは、使用人数や持ち運びのしやすさなども考慮して選びましょう。

チェア

チェアもキャンプ道具の必需品の一つです。座り心地を考慮するのはもちろんのこと、収納のしやすさも確認しましょう。

肘掛けやドリンクホルダーが付いているタイプのほかに、2人掛けできるベンチなどもあります。子どもがいる場合は、安定性のある座り心地のよいキッズチェアを用意しておくと安心です。

寝袋(シュラフ)

寝袋(シュラフ)は就寝時、布団の代わりに使用する道具のこと。気温の低下や地面の凹凸など普段とは違う環境下での睡眠には、寝袋選びが大切です。

寝袋は大きく分けて「封筒型」と「マミー型」があります。封筒型は、長方形で、封筒のような形をしています。布団に近い寝心地で、連結できるものもあるため、子どもと添い寝しながら寝ることができるタイプです。

一方、マミー型は、体の形に合わせた形状をしています。体にフィットするため体温を逃しにくく保温性に優れており、コンパクトに収納できることが特徴です。

寝袋の価格は、ダウンや化学繊維など、中の素材により異なります。寝袋は、耐久温度や夏用・冬用など適応シーズンもチェックして選ぶとよいでしょう。

寝袋
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ランタン

ランタンは、キャンプ場の夜の必須アイテムです。「テント周辺を照らすため」「夜中にトイレに行くため」など、用途別に用意するとよいでしょう。

ランタンには、「ガソリンランタン」「ガスランタン」「灯油ランタン」「LEDランタン」などの種類があります。初心者の場合は、火傷の心配もなく扱いやすい、LEDランタンがおすすめです。

バーナー

バーナー
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お茶を沸かす際など、簡単な調理を行いたい際にバーナーがあると便利です。バーナーには、「シングルバーナー」「ツーバーナー」などの種類があります。

シングルバーナーは、コンパクトで持ち運びに便利なことが特徴です。一方、ツーバーナーは、2つ同時に調理できるという特徴があります。双方とも、「アウトドア用のガス管を使うタイプ」のほか、「ガソリンを使うタイプ」、「家庭で使うカセットボンベを装着できるタイプ」があります。

どのようなタイプを選ぶかは、キャンプに参加する人数や料理数にあわせて検討するとよいでしょう。点火や火力調整のしやすさもチェックしておくと安心です。

調理道具

キャンプでの調理に必要となるのが調理道具です。初心者の場合、まずは必要最低限の道具を準備し、作りたい料理に応じて道具を買い足していくのがおすすめです。キャンプに必要な基本の調理道具と料理メニューに応じて用意したい調理道具を、下記で紹介します。

必須の調理道具
・ナイフや包丁
・まな板
・鍋やクッカー
・トングやおたま
料理内容に応じて用意したい調理道具
・スキレット
・ダッチオーブン
・ホットサンドメーカー
・ケトル

そのほか、お皿やコップ、箸などの食器類も用意が必要です。キャンプで使用する際は、メラミンやプラスチックなど、割れにくい素材を選びましょう。

クーラーボックス

食材や飲み物を持ち運ぶのに欠かせないのがクーラーボックスです。「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」があり、ハードタイプは、ミニテーブルとしても使えます。ソフトタイプは軽量で持ち運びしやすく、キャンプだけでなく買い物や釣りなどでも活用できるでしょう。

ただし、ソフトタイプの多くはハードタイプより保冷力が落ちるため、夏場の使用や傷みやすい食材を入れるのには不向きです。クーラーボックスは、素材や保冷力、サイズなどを比較し選ぶとよいでしょう。

キャンプ場の種類

キャンプ場
image by Lex Sirikiat on Unsplash

初心者がキャンプを楽しむためには、キャンプ場選びも大切です。キャンプ場の種類によって、事前に準備すべき持ち物なども変わってきます。

キャンプ場は、大きく分けると「キャンプ場(野営サイト)」と「オートキャンプ場」に分けられます。それぞれの特徴について見ていきましょう。

キャンプ場(野営サイト)

キャンプ場とは、別名「野営サイト」とも呼ばれる、キャンプサイト(=テントを張る場所)と駐車場が分かれている施設のこと。

このようなキャンプ場は、駐車場から荷物を運ぶ際に手間はかかりますが、サイト内に車が入ってこないため騒音がなく、小さな子どもも車を気にせず過ごせるのが特徴です。

キャンプ場を利用する場合は、荷物の運搬のために「ワゴン」を持っていくと便利でしょう。キャンプ場によっては、ワゴンを貸し出してくれるところもあります。

オートキャンプ場

オートキャンプ場は、テント近くまで車を乗り入れることができる施設です。上記で説明したキャンプ場と比べて、荷物の運搬が楽にできるという特徴があります。

ただし、キャンプサイト内に車が入るため、地面の状態がよくない場合があるほか、小さな子どもがいる場合は安全面に注意する必要もあります。また、オートキャンプ場はキャンプ場と比べて利用料金が高めに設定されている場所が多いことも、知っておくとよいでしょう。

キャンプ場内の「サイト」の種類

キャンプ場の敷地の中でテントを張る場所のことをキャンプサイトと言いますが、サイトには「区画サイト」「フリーサイト」「バンガローやコテージ」など、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を解説しますので、キャンプ場を選ぶ際の参考にしてください。

区画サイト

区画サイトとは、あらかじめテントを設営するスペースが決まっているサイトのことです。予約を取ることで、自分がテントを張る場所を確保できます。

区画ごとの境界は植木や丸太、ロープなどで区分けされており、テントの設営場所に迷わずに済むため初心者におすすめです。隣のサイトと一定の距離を確保できる点もメリットで、混雑するハイシーズンに利用するのもよいでしょう。

フリーサイト

フリーサイトとは、キャンプ場内であれば自由にテントを設営できるスペースのこと。空いているスペースを使って自由にレイアウトでき、大人数での利用などに便利です。

ただし、フリーサイトの場合は先着順で場所を確保することになります。ハイシーズンなどは早めにチェックインするなど、気をつけたい点もあることを覚えておきましょう。

バンガローやコテージなど

キャンプ場によっては、バンガローやコテージ、ロッジといった宿泊施設も併設しています。それぞれの特徴は以下の通りです。理想とする過ごし方に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

【バンガロー】キャビンとも呼ばれる、簡易的な宿泊小屋。寝泊まりを目的としたシンプルな造りのため、基本的にはキッチンや風呂、トイレなどがついていない。テント泊と同様に、寝具や調理道具などを準備する必要がある。

【コテージ】家具や家電、風呂、トイレがついている、一戸建ての建物。複数の部屋があるのが一般的。荷物が少なくて済むため手軽にキャンプを楽しみたい人や、初心者のキャンプにおすすめ。

【ロッジ】キャンプ場により設備は異なるが、キッチンやトイレなどが備えられている施設もある。コテージとバンガローの中間のグレードだと言える。

必要な道具を揃えて、初心者でもキャンプを楽しもう

キャンプは、キャンプ飯や焚き火、アクティビティなどさまざまな楽しみ方ができるイベントです。初めてのキャンプは分からないことも多いと思いますが、しっかりと事前準備を行えば、初心者の方でもキャンプを楽しめるでしょう。ここで紹介したテントや焚き火台などキャンプに必要な道具やキャンプ場の選び方を参考にして、キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。