アップサイクルブランド15選。日本で購入できる服やバッグなどをご紹介
本来であれば捨てられるはずだったものを、価値の高い商品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」。近年、多くのアップサイクルブランドが誕生しています。「どういったブランドがあるのか知りたい」「アップサイクルの服やバッグなどを購入したい」という方も多いでしょう。今回は、「アップサイクルブランド15選」と題し、日本で購入できる服やバッグなどをご紹介します。
アップサイクルとは?
アップサイクルとは、本来であれば捨てられるはずだったものを、より価値の高い商品・製品へと生まれ変わらせること。アップサイクルでは、もともとのアイテムに「デザイン性」や「機能性」といった付加価値が付与されることで、商品としての価値が生まれるのが一般的です。近年、「SDGsの実現」や「資源の枯渇防止」といった理由から、アップサイクルが注目されています。
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広がりを見せるアップサイクルブランド
「アップサイクルブランド」と言っても、「服」や「バッグ」「靴」といったおしゃれアイテムから、「食品」「家具」まで、カテゴリーは多岐に渡ります。アップサイクルへの注目度は年々高まっているため、アップサイクルブランドは今後さらにいろいろなカテゴリーへと広がっていくでしょう。
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おすすめのアップサイクルブランド15選
おすすめのアップサイクルブランド15選をご紹介します。
【服】MALION vintage
「MALION vintage」は、メンズのネクタイやツイードジャケット、デッドストックのシーツなどをアップサイクルした婦人服を販売しているブランドです。カーディガンやジャケット、ドレス、パンツなど、さまざまなアイテムをラインナップしています。
(参考:MALION vintage)
「マリオンヴィンテージ(MALION VINTAGE)」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 A/W」で発表した2022年秋冬コレクション。https://t.co/h2YECGYI8j pic.twitter.com/mV3g82E8SN
— FASHIONSNAP Runway (@FashionsnapRwy) March 17, 2022
【服】tadas
「tadas」は、2018年に富山県で誕生した、アップサイクルブランドです。使われなくなった着物を、セットアップやチュニック、ワンピースなどにアップサイクル。ヘアクロスバンドやシルクマスク、ネクタイといった服飾小物もラインナップしています。
(参考:tadas)
先日、着物アップサイクルブランドtadas(タダス)さんの撮影がありました📷
— 🟡富山オタクことちゃん🟡 (@kotoyama_826) January 15, 2022
アロハシャツやワンピースなどがある中で、私のお気に入りはセットアップです!✨https://t.co/TZ6YyC5tjD pic.twitter.com/OWQJIVy5Kl
【服】coxco
「coxco」は、2020年に誕生した、アップサイクルブランドです。再生ポリエステル生地を使った「Vol.0」や、倉庫に眠っていたサンプル生地を使った「Vol.1」、日本製の上質なサンプル生地やB反生地を使った「Vol.2」といった、アップサイクル服のコレクションを展開。ワンピースやパーカーなどをラインナップしています。
(参考:coxco)
廃棄残布ゼロの世界を目指して。倉庫に眠っていたサンプル生地を使用し、「ココ(coxco)」がアップサイクルなワンピースとプルオーバーを発売!https://t.co/3plxskrbTq pic.twitter.com/ujbhNKtz2l
— ELLE Japan (@ellejapan) September 7, 2020
【バッグ】FREITAG
「FREITAG」は、トラックの幌をアップサイクルしたバッグや財布、ポーチなどを販売しているブランドです。色柄が豊富で、若い世代を中心に人気を博しています。展開している商品は、全て1点ものです。
(参考:FREITAG)
エアバッグとトラックタープを融合。フライターグから新作バックパックが登場>> pic.twitter.com/9we6juTM4T
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) August 21, 2021
【バッグ】PEEL Lab
「PEEL Lab」は、自然環境や社会への配慮をビジョンに活動するグリーンテックベンチャー企業です。廃棄予定だったパイナップルの葉を使用した、世界初の「植物由来レザーランドセル」の予約受注を2022年6月に開始。2023年度初頭には、一般販売を予定しています。
(参考:PEEL Lab)
【関連記事】日本初!PEEL Labがパイナップルを原料とした「植物由来レザー製ランドセル」の予約受注を開始
「ぱいなセル」のご紹介です。廃棄されたパイナップルの葉と繊維を使って作られたランドセル、大人も子供にも合うシックな茶色です!#SDGs #サステイナブル #プラントベース#ヴィーガン#ベンチャー#スタートアップ#パイナップル pic.twitter.com/833bDBGwvP
— PEEL Lab (@peel_co) July 1, 2022
【バッグ・雑貨】LOVST TOKYO
「LOVST TOKYO」は、野菜やフルーツをアップサイクルしたアイテムを展開するライフスタイルブランドです。バッグや財布、カードケース、コースターなどさまざまなアイテムを販売。2022年6月には、廃棄りんご由来の「アップルレザー」を使用したキーホルダー「Apple Room Key」の予約販売を開始しました。
(参考:LOVST TOKYO)
【関連記事】 【アップサイクルの新作登場】植物由来のレザーアイテムを展開する『LOVST TOKYO』が「Apple Room Key」を発売!
アップルレザーを使ったキーホルダーが「LOVST TOKYO」から発売開始♪https://t.co/tzYShl1pCw pic.twitter.com/Gqw1EWdYQF
— cocotte (@coco_tte_jp) July 3, 2022
【アクセサリー】カエルデザイン
「カエルデザイン」は、クリエイティブユニットと障がいのある方たちからなる、アクセサリーブランドです。海洋プラスチックごみやフラワーロス(廃棄花)をアップサイクルしたジュエリーを販売しています。ピアスやネックレス、ヘアゴム、ブレスレットなど、ラインナップも豊富です。
(参考:カエルデザイン)
この時間は海のゴミをアクセサリーに生まれ変わらせる!
— J-WAVE KURASEEDS (@kuraseeds813) September 21, 2021
石川県でスタートしたデザインユニット【カエルデザイン】の活動をご紹介。
海のゴミ問題を知ったメンバーのひとりが、
実際に海に足を運んだ際に見つけた 大量のプラスチックゴミをアクセサリーにアップサイクル!#kuraseed813 #jwave pic.twitter.com/OZwWlEnafw
【アクセサリー】SARARTH
「SARARTH」は、2021年に誕生した、アクセサリーブランドです。再生シルバーから、「高硬度PURE SILVER 999」という高純度・高硬度のピュアシルバーを生成。リングやピアス、ネックレス、チョーカーなどのアクセサリーにアップサイクルしています。
(参考:SARARTH)
SUSTAINABLE TOMORROW
— JAM THE PLANET (@jwavejam) March 31, 2022
春ファッションに身を包むのが楽しくなったこの季節。
今日はファッションを楽しむポイントにもなるリングやピアスなどのアクセサリーにフォーカス。
金属アレルギーに配慮した新素材で作るジュエリーブランド「SARARTH」をご紹介!
#jwave #jamtheplanet pic.twitter.com/ZhwZd3QlKh
【靴】Relier81
「Relier81」は、アップサイクル靴を販売しているブランドです。日本の伝統文化である着物や帯をアップサイクルして販売しています。商品を通して、日本の伝統文化や職人の技術を身近に感じることができるのが、「Relier81」の商品の特徴です。
(参考:Relier81)
( *ˊᵕˋ) .。oO(relier81というブランドさんは、着物や帯をアップサイクルした靴を作られているそうです。こんなパンプス、かっこよすぎますね✨✨) pic.twitter.com/3MKpLrmNYd
— ボーダレスジャパン|ソーシャルビジネスを14か国46事業展開 (@BORDERLESSJAPAN) September 2, 2020
【靴】Öffen
「Öffen」は、アップサイクルの靴を販売しているブランドです。ペットボトルから作られた糸を使い、婦人靴・紳士靴にアップサイクルしています。パンプスやスリッポン、ブーツ、ローファーなど、ラインナップも豊富です。
(参考:Öffen)
Öffenの靴。形がきれいで興味を持ったんだけど、使用済みペットボトルから作られた糸で編まれていて、通気性が良く水洗いもできる。履き心地は軽く柔らかく、学校の上履きを上等にした感じ。今の時期この白の紐靴と黒のフラットシューズがあれば大抵の服装に合って、いつもの散歩(7km程)もこれで行く。 pic.twitter.com/AhjVs1aBlk
— 三國万里子 (@marikomikuni) May 8, 2022
【家具・雑貨】tumugu upcycle furniture
「tumugu upcycle furniture」は、アップサイクルの家具や雑貨を販売しているブランドです。学校で使われていた備品を、おしゃれなアイテムにアップサイクルしています。廃パレットと学校机を使ったローテーブルや、トランペットを使ったスタンドライト、蛇口を使ったウォールハンガーなど、ラインナップも豊富です。
( *ˊᵕˋ) .。oO(tumugu upcycle furnitureというブランドさんをご存知ですか?子供の頃に使っていた備品を、素敵なオリジナル家具に生まれ変わらせているブランドさんなんです!その遊び心あふれる商品たちは見ているだけでウキウキしてきます♪) pic.twitter.com/PhE9U2pCH8
— ボーダレスジャパン|ソーシャルビジネスを14か国46事業展開 (@BORDERLESSJAPAN) November 6, 2020
【アイウェア】PLAGLA
「PLAGLA」は、アップサイクルのアイウェアを販売しているブランドです。廃棄されたペットボトル約2本分を、サングラスやリーディンググラスのフレームにアップサイクルしています。また、レンズには水と二酸化炭素、バイオマスに分解される「バイオポリマー製レンズ」を、付属品には再生素材の「ケース」「セリート(メガネ拭きの布)」を用意するなど、細部まで環境に配慮しているのも、「PLAGLA」の特徴です。
(参考:PLAGLA)
多数のメディアにも取り上げられた!約2本の使用済みペットボトルからメガネフレームを生み出す「PLAGLA」から夏にピッタリなサングラスが登場♡- https://t.co/tyetYBxJgv pic.twitter.com/HocgVKRqab
— cocotte (@coco_tte_jp) July 4, 2021
【帽子】Hicktown Craftman Club
「Hicktown Craftman Club」は、オンリーワンの帽子を展開しているブランドです。洋服を作る際の生地の切れ端や使用済みのショッピングバッグなどを、帽子にアップサイクル。デニム生地をアップサイクルしたキャップやベレー帽、キャスケット、中折れ帽なども販売しています。
不要になったアパレル商品が帽子に変身!サステナブルなアップサイクルブランドHCC(HicktownCraftmanClub)が、デ… https://t.co/QiHaTEYM5e pic.twitter.com/jTgxW8rcha
— PR TIMESファッション (@PRTIMES_FASHION) June 7, 2022
【文房具】文染
「文染」は、京都府の文具メーカー「株式会社タケダ事務機」が展開する筆記具ブランドです。富山県の製材所「岸田木材株式会社」と共同企画し、氷見の杉の皮をアップサイクルした天然染料インク「ひみ里山杉からできたインク」 を販売。ひみ里山杉の圧縮材を使用したつけペンをセットにした商品も販売しています。
(参考:岸田木材オンラインショップ「ひみ里山杉からできたインクとつけペンセット」)
【関連記事】「杉」で作った天然染料インクとつけペンセットを新発売。岸田木材株式会社と株式会社竹田事務機が運営するブランド「文染」の共同企画
「岸田木材」と「文染」の共同企画
— オフィスマガジン佐藤 (@ofmaga_sato) December 21, 2021
富山「ひみ里山杉」天然染料インクとつけペンセットhttps://t.co/NQp9wZBZZ8#竹田事務機#岸田木材#文染#富山#ひみ里山杉#天然染料#インク#つけペンセット#文具 pic.twitter.com/0xplIJ0xjH
【アウトドアグッズ】GRASSE TOKYO
「GRASSE TOKYO」は、アロマ・フレグランス商品を多数展開している会社です。リードディフューザー(アロマ芳香剤)の竹製リードスティックを製造する際の廃材である竹のおが粉を、着火剤にアップサイクル。着火剤は、竹のおが粉を使った「TAKENOKO」と、紙を裁断する際などに出る「紙の落とし」と竹のおが粉を使用した「TAKENOKO×KAMINOOTOSHI」の2種類があります。
(参考:GRASSE TOKYO)
【関連記事】竹の「おが粉」をアップサイクルした焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」を発売開始
GRASSE TOKYO、竹のおが粉をアップサイクルした焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」を発売 https://t.co/BWxcc1cKTR Photo: pic.twitter.com/hmrrEOlm1I
— ニュースサイトWorkMaster (@WorkMaster_net) June 25, 2021
自分好みのアップサイクルブランドを探そう
アップサイクルブランドのアイテムを選ぶことが、「SDGsの実現」や「資源の枯渇防止」などにつながります。アップサイクルブランドのカテゴリーは、服やバッグなどさまざまです。自分好みのアップサイクルブランドを探し、日常にアップサイクル商品を取り入れてみてはいかがでしょうか。