アップサイクルブランド15選。日本で購入できる服やバッグなどをご紹介

アップサイクルブランド15選。日本で購入できる服やバッグなどをご紹介

本来であれば捨てられるはずだったものを、価値の高い商品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」。近年、多くのアップサイクルブランドが誕生しています。「どういったブランドがあるのか知りたい」「アップサイクルの服やバッグなどを購入したい」という方も多いでしょう。今回は、「アップサイクルブランド15選」と題し、日本で購入できる服やバッグなどをご紹介します。

アップサイクルとは?

アップサイクルとは、本来であれば捨てられるはずだったものを、より価値の高い商品・製品へと生まれ変わらせること。アップサイクルでは、もともとのアイテムに「デザイン性」や「機能性」といった付加価値が付与されることで、商品としての価値が生まれるのが一般的です。近年、「SDGsの実現」や「資源の枯渇防止」といった理由から、アップサイクルが注目されています。

【関連記事】アップサイクルとは?意味や商品例、アイデアなどを紹介。 服やバッグなど

広がりを見せるアップサイクルブランド

「アップサイクルブランド」と言っても、「服」や「バッグ」「靴」といったおしゃれアイテムから、「食品」「家具」まで、カテゴリーは多岐に渡ります。アップサイクルへの注目度は年々高まっているため、アップサイクルブランドは今後さらにいろいろなカテゴリーへと広がっていくでしょう。

【関連記事】アップサイクル食品で食品ロスを削減。日本でも購入できる食品10選

さまざまなアイテム
image by Ivan Zhukevich on Unsplsh

おすすめのアップサイクルブランド15選

おすすめのアップサイクルブランド15選をご紹介します。

【服】MALION vintage

「MALION vintage」は、メンズのネクタイやツイードジャケット、デッドストックのシーツなどをアップサイクルした婦人服を販売しているブランドです。カーディガンやジャケット、ドレス、パンツなど、さまざまなアイテムをラインナップしています。

(参考:MALION vintage

【服】tadas

「tadas」は、2018年に富山県で誕生した、アップサイクルブランドです。使われなくなった着物を、セットアップやチュニック、ワンピースなどにアップサイクル。ヘアクロスバンドやシルクマスク、ネクタイといった服飾小物もラインナップしています。

(参考:tadas

【服】coxco

「coxco」は、2020年に誕生した、アップサイクルブランドです。再生ポリエステル生地を使った「Vol.0」や、倉庫に眠っていたサンプル生地を使った「Vol.1」、日本製の上質なサンプル生地やB反生地を使った「Vol.2」といった、アップサイクル服のコレクションを展開。ワンピースやパーカーなどをラインナップしています。

(参考:coxco

【バッグ】FREITAG

「FREITAG」は、トラックの幌をアップサイクルしたバッグや財布、ポーチなどを販売しているブランドです。色柄が豊富で、若い世代を中心に人気を博しています。展開している商品は、全て1点ものです。

(参考:FREITAG

【バッグ】PEEL Lab

「PEEL Lab」は、自然環境や社会への配慮をビジョンに活動するグリーンテックベンチャー企業です。廃棄予定だったパイナップルの葉を使用した、世界初の「植物由来レザーランドセル」の予約受注を2022年6月に開始。2023年度初頭には、一般販売を予定しています。

(参考:PEEL Lab

【関連記事】日本初!PEEL Labがパイナップルを原料とした「植物由来レザー製ランドセル」の予約受注を開始

【バッグ・雑貨】LOVST TOKYO

「LOVST TOKYO」は、野菜やフルーツをアップサイクルしたアイテムを展開するライフスタイルブランドです。バッグや財布、カードケース、コースターなどさまざまなアイテムを販売。2022年6月には、廃棄りんご由来の「アップルレザー」を使用したキーホルダー「Apple Room Key」の予約販売を開始しました。

(参考:LOVST TOKYO

【関連記事】 【アップサイクルの新作登場】植物由来のレザーアイテムを展開する『LOVST TOKYO』が「Apple Room Key」を発売!

【アクセサリー】カエルデザイン

「カエルデザイン」は、クリエイティブユニットと障がいのある方たちからなる、アクセサリーブランドです。海洋プラスチックごみやフラワーロス(廃棄花)をアップサイクルしたジュエリーを販売しています。ピアスやネックレス、ヘアゴム、ブレスレットなど、ラインナップも豊富です。

(参考:カエルデザイン

【アクセサリー】SARARTH

「SARARTH」は、2021年に誕生した、アクセサリーブランドです。再生シルバーから、「高硬度PURE SILVER 999」という高純度・高硬度のピュアシルバーを生成。リングやピアス、ネックレス、チョーカーなどのアクセサリーにアップサイクルしています。

(参考:SARARTH

【靴】Relier81

「Relier81」は、アップサイクル靴を販売しているブランドです。日本の伝統文化である着物や帯をアップサイクルして販売しています。商品を通して、日本の伝統文化や職人の技術を身近に感じることができるのが、「Relier81」の商品の特徴です。

(参考:Relier81

【靴】Öffen

「Öffen」は、アップサイクルの靴を販売しているブランドです。ペットボトルから作られた糸を使い、婦人靴・紳士靴にアップサイクルしています。パンプスやスリッポン、ブーツ、ローファーなど、ラインナップも豊富です。

(参考:Öffen

【家具・雑貨】tumugu upcycle furniture

「tumugu upcycle furniture」は、アップサイクルの家具や雑貨を販売しているブランドです。学校で使われていた備品を、おしゃれなアイテムにアップサイクルしています。廃パレットと学校机を使ったローテーブルや、トランペットを使ったスタンドライト、蛇口を使ったウォールハンガーなど、ラインナップも豊富です。

(参考:tumugu upcycle furniture

【アイウェア】PLAGLA

「PLAGLA」は、アップサイクルのアイウェアを販売しているブランドです。廃棄されたペットボトル約2本分を、サングラスやリーディンググラスのフレームにアップサイクルしています。また、レンズには水と二酸化炭素、バイオマスに分解される「バイオポリマー製レンズ」を、付属品には再生素材の「ケース」「セリート(メガネ拭きの布)」を用意するなど、細部まで環境に配慮しているのも、「PLAGLA」の特徴です。

(参考:PLAGLA

【帽子】Hicktown Craftman Club

「Hicktown Craftman Club」は、オンリーワンの帽子を展開しているブランドです。洋服を作る際の生地の切れ端や使用済みのショッピングバッグなどを、帽子にアップサイクル。デニム生地をアップサイクルしたキャップやベレー帽、キャスケット、中折れ帽なども販売しています。

(参考:Hicktown Craftman Club

【文房具】文染

「文染」は、京都府の文具メーカー「株式会社タケダ事務機」が展開する筆記具ブランドです。富山県の製材所「岸田木材株式会社」と共同企画し、氷見の杉の皮をアップサイクルした天然染料インク「ひみ里山杉からできたインク」 を販売。ひみ里山杉の圧縮材を使用したつけペンをセットにした商品も販売しています。

(参考:岸田木材オンラインショップ「ひみ里山杉からできたインクとつけペンセット」)

【関連記事】「杉」で作った天然染料インクとつけペンセットを新発売。岸田木材株式会社と株式会社竹田事務機が運営するブランド「文染」の共同企画

【アウトドアグッズ】GRASSE TOKYO

「GRASSE TOKYO」は、アロマ・フレグランス商品を多数展開している会社です。リードディフューザー(アロマ芳香剤)の竹製リードスティックを製造する際の廃材である竹のおが粉を、着火剤にアップサイクル。着火剤は、竹のおが粉を使った「TAKENOKO」と、紙を裁断する際などに出る「紙の落とし」と竹のおが粉を使用した「TAKENOKO×KAMINOOTOSHI」の2種類があります。

(参考:GRASSE TOKYO

【関連記事】竹の「おが粉」をアップサイクルした焚き火用着火剤「TAKENOKO(タケノコ)」を発売開始

自分好みのアップサイクルブランドを探そう

アップサイクルブランドのアイテムを選ぶことが、「SDGsの実現」や「資源の枯渇防止」などにつながります。アップサイクルブランドのカテゴリーは、服やバッグなどさまざまです。自分好みのアップサイクルブランドを探し、日常にアップサイクル商品を取り入れてみてはいかがでしょうか。