原材料100%国産野生香木から蒸留された「フォレストジン」が誕生。間伐材利用で森の経済循環も目指す

原材料100%国産野生香木から蒸留された「フォレストジン」が誕生。間伐材利用で森の経済循環も目指す

合同会社山伏が運営する日本草木研究所は、日本の未利用木材を有効活用する香木酒「フォレストジン」の予約発売を、2022年4月27日に開始すると発表しました。この香木酒は、スギ・ヒノキ・ナラの間伐材を中心とした日本初の原材料100%(※1)の国産野生香木クラフトジンです。
※1 ベーススピリッツ部分を除くボタニカル成分の100%

突き抜ける圧倒的な森林感を味わえるフォレストジン

酒造りは佐賀県の楠乃花蒸溜所とともに行い、ジンの発祥の地であるオランダから輸入された蒸留器を使用。7種類の香木を最適な状態で蒸留したフォレストジンは、まるで深い新緑の森の中で深呼吸した時のような「森林感」を味わえるのが特徴です。

ヒノキの枝葉から抽出した青いフレッシュな香りや、林檎を思わせるたおやかな杉の芳香、神事でも利用される高野山の霊木コウヤマキの酸味ある後味も加わっています。ハイビャクシンとネズミサシは和製ジュニパーベリーとして、スパイシーで華やかな風味を引き出しています。

フォレストジン

「FOREST GIN 大 」(写真左) 「FOREST GIN  小 」(右) 
・価格:オンラインストアにてご確認ください
・販売方法:4/27よりオンラインストア(https://nihonkusakilab.com/products/ )にて販売
・配送時期:5月下旬〜6月中旬で配送予定

【特徴1】 日本の木材を美味しく食用化。7種の香木のうち60%が間伐材を使用

原材料はスギ・ヒノキ・ナラ・ネズミサシ・ハイビャクシン・コウヤマキ・カラキ(琉球シナモン)となっており、100%国産野生香木です。それぞれ山梨県、和歌山県、埼玉県、沖縄県の山の木材を利用。材料の一部は同研究所が自ら収穫しています。

収穫

【特徴2】国土の7割を山が占める日本で、美味しい経済循環を生み出す

日本の国土は山が7割を占めていますが、木材自給率は41.8%です。同時に多くの国産間伐材が、その価格の低さ故に市場に出ることなく放置されているというのが現状です。同研究所は、単に間伐材を使用するだけでは本質的な国産木材の需要創出には繋がらないと考え、全国の林業従事者と直接取引する中で定めたフェアトレード価格に準じ、余剰間伐を正規価格で取引することを提案。林業従事者を支援し、間伐材の新活路開拓、日本の林業の本来的な意味での活性化を目指しています。

材木

【特徴3】  木が人体に与える精神安定効果にも期待

木には「フィトンチッド」という芳香成分が含まれており、この成分は精神安定効果があるという研究があります。ラットの睡眠時に木の香りを嗅がせると心地よい睡眠時に現れるα波という脳波が20~30%増加すると言われています。木の匂いはストレスによる精神的発汗を抑え、心拍数も安定するため安眠が得られるという研究結果も報告されています。